
エスニックの中でも、スパイスや唐辛子などの刺激がそれほど強くないベトナム料理は、マイルドな味わいで、日本人の口にもよく合うといわれます。
古くから中国文化の影響を受けてきたため、ベトナム料理のベースとなっているのは中国料理。食材も豊富で、新鮮な野菜や香草類、シーフードをふんだんに使った料理が数多くあります。
主食は米。粘りの少ない長粒米を炊いて、おかずやスープとともに食べるのが一般的です。生春巻きに使うライスペーパーや、フォー、フーティウといっためん類など、米から作られる加工品も多く、朝食や軽食として人気があります。
ベトナム料理を代表する調味料といえば、ニョクマム。日本のしょっつるやいしると同じように、小魚を塩漬けにして発酵させた魚醤の一種で、料理の味つけやたれの材料として、ベトナム料理にはなくてはならないものです。
19世紀にフランスの植民地だったベトナムでは、一部にフランス料理の影響も見うけられ、例えば、フランスパンにマーガリンとレバーペーストをぬり、ハムやサラミ、野菜類をはさんだサンドイッチ、「バイン・ミー」は街中の屋台でも売られている手軽な庶民の味ですが、これにもニョクマムをふりかけていただくのがベトナムならではのスタイルです。
このニョクマムやライスペーパーは、日本でも輸入食材を多く扱っている店などで購入できるので、ご家庭でベトナム風の手作り生春巻きに挑戦してみませんか? 彩りも美しい生春巻きは、サラダ替わりのおもてなしの一品としてもおすすめです。

(更新日:2007年02月03日)
編集協力:三菱商事

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