アンデスの山々にこだまするフォルクローレのメロディー、民族衣装をまとい三つ編みをたらしたインディヘナのおばちゃんたち、朝もやに包まれたインカの遺跡、不思議な地上絵、そしてアマゾンの密林地帯。そんな南米のイメージのすべてをもつ国がペルーだ。
ペルーの国土の50%はアマゾン熱帯雨林地帯。あのアマゾン河はペルーのアンデスを源にしてはじまっている。かつて南米最大の帝国を築いたインカをはじめ、ペルーには紀元前からいくつもの古代文明が花開いては消えていった。何千年も前の遺跡が当たり前のようにたたずんでいる風景は、ペルーのいたるところで見ることができる。
ペルー共和国の面積は日本の約4.3倍で、エクアドル、コロンビア、ブラジル、チリと国境を接している。南米大陸の西海岸沿いの中央部に位置し、ほぼ赤道直下から南緯18度にわたる変化に富んだ地勢をもっている。国土は大きく3つの気候区に分けられ、太平洋側の海岸地帯コスタ、アンデス山脈の山岳地帯シエラ、アマゾンの密林地帯セルバとなる。
乾燥した海岸砂漠から氷河の迫り出した雪山、熱帯ジャングルのアマゾンまで存在する国。ひとつの国内でこれだけ変化に富んだ気候、自然をもつことが、ペルーの旅をさらに面白くしているのである。
| 国名 | ペルー |
|---|---|
| 正式国名 | ペルー共和国 Republica de Peru |
| 国旗 | 中央の紋章は3つの部分からなる。左側には水色の地に右を向いたビクーニャ、右側には白地にキーナの木、下には赤地に山羊の角からこぼれている金貨が描かれており、この国の豊かな自然と資源を表している。現在のデザインは、1825年に正式な国旗として定められた。 |
| 面積 | 128万5216km2 日本の約3.4倍 |
| 人口 | 2754万7000人(2004年) |
| 首都 | リマ Lima |
| 政体 | 大統領を元首とする立憲共和制 |
| 民族構成 | インディヘナ(先住民)52%、メスティソ(先住民とスペイン人の混血)32%、ヨーロッパ系12%、そのほか4% |
| 宗教 | ローマ・カトリック95%、ほか土着宗教 |
| 祝祭日 |
1月1日 元旦 |
| 通貨と 為替レート |
通貨単位はソルSol(複数形の場合はソーレスSoles)。略号はs/.。ソルの下にセンティモCentimoがあり、100Centimo=s/.1。ソル紙幣はs/.10、20、50、100があり、コインはs/.1、2、5と5、10、20、50Centimoがある。
コインは上段がソル、下段がセンティモ。ほとんどの店でUSドルでの支払いができる。 |
|---|---|
| 両替 | 両替は両替所(カサ・デ・カンビオ Casa de Cambio)か銀行(バンコ Banco)、またはホテルでできる。路上での両替もごく一般的に行われており、銀行より若干レートがよいが、電卓のメモリー機能を操作してごまかされたり、ニセ札を渡されたりするトラブルも多いので、緊急時以外は避けたほうがいいだろう。また、店やホテルなど大抵の場所ではUSドルでの支払いが可能。日本から用意していくお金はUSドルの現金がベスト。日本円を扱う銀行や両替所は少なく、両替できてもレートがかなり悪い。破れた紙幣は受け取ってもらえないことがあるので注意しよう。トラベラーズチェック(T/C)での両替は、レートも悪く、また取り扱う場所も限られているのでおすすめできない。一部のホテル、旅行会社の支払いとして使えるが、コミッションが必要な場合もある。T/Cを現金に替えるには、約7%の手数料をとられる。VISA、AMEXの通用度が比較的高い。 |
| リマの 気候 |
ペルー共和国の面積は約129万km2、日本の約3.4倍。エクアドル、コロンビア、ブラジル、ボリビア、チリと国境を接し、南米大陸のほぼ中央部に位置する。南半球にあるため、季節は日本と反対で、10〜4月が夏になる。南回帰線の内側にあり地図上では熱帯圏に含まれるが、地域によって全く異なる気候をもつ。国土は、コスタ(海岸砂漠地域)、シエラ(山岳地域)、セルバ(熱帯雨林地域)と大きく3つの地域に分けることができる。 コスタCosta(海岸砂漠地域) ペルーの太平洋側に面した幅30〜50km、長さ約3000kmの海岸砂漠地域。首都リマはこの海岸に開けている。チャラと呼ばれる気候区分に入り、年間の平均気温は20℃前後。年間を通じてほとんど雨が降らないが、東のアンデス山脈から流れ出る川が大都市を潤す。10〜4月の夏は毎日晴天が続くが、逆に冬はガルーアという霧が立ち込め曇天となる日が多い。 シエラSierra(山岳地域) 標高2500m〜3500mのケチュアという気候区分に入るのが、ワラス、クスコ、プーノだ。ケチュアを越えると標高3500m〜4500mのスニと呼ばれる不毛の地域になる。標高が高くなるにつれ平地が少なくなり、急な山の斜面に広がる段々畑では、ジャガイモやキノアなどが栽培されている。標高が高いため、気温は平均して低い。日中は日差しが強いため気温も上がるが、朝晩はとても冷え込むのが特徴である。クスコは12〜2月頃が雨期にあたる。スニの上にはコルディエラ・ネグラ(黒い山脈)があり、さらに一年中雪をかぶったコルディエラ・ブランカ(白い山脈)のアンデス山脈へと続く。このふたつの山脈の間はプナ地帯と呼ばれる平地になっていて、リャマやアルパカの放牧が行われている。 セルバSelva(熱帯雨林地域) アンデス山脈を越えた東側は気候が一変する。ペルーの国土の約50%を占めるアマゾン熱帯密林地帯だ。原生林に覆われ雨が多く、蒸し暑い。平均気温は28℃だが、7〜11月の乾期の日中の気温は40℃を超えることも珍しくない。12〜3月の雨期には毎日まとまった雨が降り、高温多湿となる。 リマの月別平均気温と降水量
クスコの月別平均気温と降水量
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|---|---|
| 時差と サマータイム |
日本との時差は-14時間。日本が正午のとき、ペルーは前日の22:00。サマータイムは実施していない。 |
| 言語 | スペイン語、ケチュア語。全体的にはスペイン語だが、山岳地域のインディヘナはケチュア語、ティティカカ湖周辺はアイマラ語を話す |
|---|---|
| 説明 | 南米では一般的にはまず英語は通じないものだと思っていい。大きなホテルやレストランや一部の人たちの間では、英語も通用するが、それはごく特殊な世界である。ほかには大きな都市や観光地の観光局、旅行代理店などなら、英語でのインフォメーションも期待できる。しかし、それ以外の場合はスペイン語の知識が欠かせない。とはいっても、カタコト、いや単語を並べるだけでも理解してもらえる。 |
| 会話例1 | ブエノス ディアス おはよう |
| 会話例2 | ブエナス タルデス こんにちは |
| 会話例3 | ブエナス ノーチェス こんばんは/おやすみなさい |
| 会話例4 | グラーシアス ありがとう |
| 会話例5 | アディオス さようなら |
| 会話例6 | ペルドン ごめんなさい(謝るとき) |
| 会話例7 | コン ペルミッソ すみません(人の前を通るときや、途中で席を立つときなど) |
| 会話例8 | サルー 「乾杯!」 |
| 会話例9 | アブラ ウステ イングレス 英語が話せますか? |
| 会話例10 | セ プエデ イール アリィ アンダント 歩いてそこへ行けますか? |

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