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カリフォルニア旬紀行

California Vol.1 カリフォルニアの今を楽しむ 〜アート&カルチャー〜

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カリフォルニアが、今、面白い。テーマパークやショッピングだけではない、新たな魅力を2回にわたってご紹介。初回は、ロサンゼルスとサンフランシスコからアート&カルチャーの最新スポットをどうぞ。

ロサンゼルスで懐かしの青春に出合う

時代を映すグラミー博物館

「ジョンと私は、地球とそこに住む人たちのために音楽を作ってきた一員であることを誇りに思っています」

グラミー賞50周年を記念してオープンしたグラミー博物館 写真提供:ロサンゼルス観光局・ロサンゼルス国際空港

82年2月のグラミー賞授賞式は、記憶に残るものとなった。80年12月に狙撃されたジョン・レノンの最後のアルバム「ダブル・ファンタジー」が最優秀アルバム賞を受賞、息子ショーン・レノンを連れたオノ・ヨーコのスピーチに、会場は拍手で包まれた。

音楽業界の振興を目指し58年に創設された「NARASアチーブメント・アワーズ」、通称グラミー賞。ジョージ・ハリスンらが難民救済を訴えた「バングラデシュ・コンサート」(72年最優秀アルバム賞)、亡父ナット・キング・コールと共演したナタリー・コールの「アンフォゲッタブル」(91年最優秀アルバム賞ほか)など受賞作にまつわるエピソードは数知れない。アメリカ史の別の一面を映す鏡・グラミー賞を俯瞰(ふかん)できる博物館が、08年12月ロサンゼルスに登場した。

[左]エルビス・プレスリーのギター(グラミー博物館にて)。[右]パヴァロッティの衣装も展示されている(グラミー博物館にて)。
写真提供:ロサンゼルス観光局・ロサンゼルス国際空港(C)恵子ギャリソン

西のタイムズスクエア、誕生

「グラミー博物館」は、ビジネス街ダウンタウンの再開発計画「L.A.LIVE(エル・エー・ライブ)」のメーンプロジェクトのひとつ。館内には映像や音楽、そしてアーティストたちの貴重な楽器や衣装が展示され、アメリカ史と音楽の深いかかわりを改めて感じることができる。作曲やレコーディングなどの体験プログラムも人気だ。

[1]ジャンル別に展示が分かれている(グラミー博物館にて)。[2]音楽を聴きながら展示が楽しめる(グラミー博物館にて)。[3]さまざまな観点から音楽の歴史を振り返れる(グラミー博物館にて)。
写真提供:[1][2]ロサンゼルス観光局・ロサンゼルス国際空港 (C)恵子ギャリソン [3]ロサンゼルス観光局・ロサンゼルス国際空港
ノキア・シアターでは年間を通じて多くのイベントが催される。(C)AEG 写真提供:ロサンゼルス観光局・ロサンゼルス国際空港

この「L.A.LIVE」は、敷地面積11ヘクタールに25億ドルを投じる大型プロジェクト。「グラミー博物館」を始め7100席を有するコンサートホール「ノキア・シアター」などが順次オープンしており、2010年の完成時には、高級ホテルやコンドミニアム、シネマ・コンプレックスなどが入る「西のタイムズスクエア」が誕生する予定。しばらくは、L.A.の話題の中心となりそうだ。


[上]08年2月にオープンした「ブロード・コンテンポラリー・アート・ミュージアム」[下]館内では米国のモダン・アートが満喫できる (C)2008 Museum Associates/LACMA

西海岸随一の美術館で現代アートを鑑賞

もう一つの注目スポットは、西海岸最大規模の美術館「ロサンゼルス郡立美術館」(LACMA)。約25万点の美術品を収蔵し、アメリカン・アートのみならず、アフリカン・アート、ヨーロピアン・アート、日本美術、写真などが建物に分かれて展示されている。

08年2月にオープンした「ブロード・コンテンポラリー・アート・ミュージアム」(BCAM)では、リキテンシュタインの作品を初め、ロサンゼルスにふさわしいコレクションが見物できる。建物は、パリのポンピドーセンターや関西国際空港を設計した建築家、レンゾ・ピアノ氏が手がけた。また、総工費のうちの多くが、地元の社会奉仕家で美術コレクターでも知られるイーライ&エディ・ブロード氏からの寄付によるもの。ウォーホル、ジャスパー・ジョーンズ、ジェフ・クーンズ、ジャン=ミシェル・バスキアなど、米国を中心に現代美術の巨匠による作品が展示されている。

ご紹介した場所以外にも、ウォルト・ディズニー・コンサートホールやロサンゼルス現代美術館など、芸術文化に触れられる場所は市内に数多くある。次のロサンゼルス滞在では、懐かしい青春や最新カルチャーに触れる、ひと味違った休日を過ごしてみては?

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