朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ホーム設定

Special Contents ひと

  • インタビュー
  • フロントランナー
  • トップ
  • 地球発
  • マネー
  • ライフスタイル
  • 極める
  • からだプラス
  • エンタメ

記事を印刷

地球発

  • ニッポン再発見TOPへ
  • バックナンバー

ニッポン彩発見 沖縄の風に吹かれて

Vol.05 岸朝子さんが語る、郷土・沖縄の話 海のミネラルいただきます(2)

前回に続き、海藻の話をもう少しいたしましょう。「昆布は沖縄ではとれない」と前回書きましたが、逆に、スヌイ(モズク)やアーサ(アオサ)は、海にちょっと行けばすぐにとれたものです。

現在、国内の市場に出回っているモズクのほとんどは養殖ですが、その養殖モズクのうち、じつに99%が沖縄産。

最近は「乾燥モズク」も出回るようになり、便利になりました。水につけると1分もかからず、すぐにもどります。みそ汁などにはもどさずそのまま入れることもできます。塩蔵品のように塩抜きする手間もいりませんし、酢の物にするときも、調味してあるものと違って、好みの味つけにできるのがいいですね。

昆布同様ミネラル分に富み、また、モズクに豊富に含まれる食物繊維のフコイダンには、抗ガン作用があるといわれています。

アーサは、「ひとえ草」とも呼ばれる海藻で、独特の豊かな磯の香りが特徴です。乾燥品を水でもどして、角切りの豆腐とともにお汁にするのが一般的。わが家では、このアーサ汁をお盆のときに仏さまに供えます。

モーイ(イバラノリ)は、寒天のように、水を加えて加熱すると溶け、冷めると固まるという性質があります。大宜味(おおぎみ)の伝統食、「モーイ豆腐」は、乾燥のモーイを刻んでだし汁で煮溶かし、魚や貝、ネギなどの具を加えて固めた一品。わたくしの伯母の得意料理のひとつでもあります。

海ぶどうも沖縄特産の海藻です。小さな緑色の粒が口の中でプチプチとはじける食感が面白く、「グリーンキャビア」の別名もあります。

これらの海藻はどれも沖縄伝統の長寿食には欠かせない食材です。

生産量日本一を誇る、沖縄モズク。やや太めでしっかりとした歯ごたえと、適度なぬめりがある。モズクの旬は4〜6月。沖縄県もずく養殖業振興協議会では、ちょうど収穫の最盛期を迎える4月の第3日曜日を「モズクの日」として、消費拡大を図るため、県内のさまざまな場所でイベントを実施している。

写真:嘉納 辰彦
(更新日:2006年08月17日)

プロフィール

岸 朝子(きし・あさこ)

大正12年東京生まれ。 女子栄養学園(現・女子栄養大学)卒。32歳で料理記者としてスタートし、「栄養と料理」編集長を経て、料理専門の編集企画会社「エディターズ」設立。93年より「料理の鉄人」(CX系)の審査員を務め、その批評振りと同時に、誉め言葉「おいしゅうございます」が評判に。

画面トップへ

※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。