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ニッポン彩発見 こだわりの生産地

目からウロコの「うまいもん」情報が満載 Vol.01 佐藤錦 80年間頂点に君臨し続ける、史上最強のさくらんぼ

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本物の佐藤錦を守り続ける

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天香園の三代目当主・岡田誠氏

その後、佐藤氏は後継者を戦争で亡くし、戦時中は大切に育てた、さくらんぼやリンゴの木を倒して、炭を焼くつらい経験もしました。存命中は決して日の目を浴びることがなかった佐藤氏。しかしながら、彼が生み出した佐藤錦はその優秀さから、80年近く経った今でも、さくらんぼの王様として君臨しています。

現在の天香園の三代目当主・岡田誠氏は佐藤錦について熱く語ります。

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丁寧に箱詰めされる佐藤錦

最近は真っ赤な佐藤錦の市場価値が高いとされていますが、それは本来の佐藤錦の姿ではないです。色を赤くするためや、店頭に長く置いても大丈夫なように、佐藤錦に色々なことをしすぎです。例えば、発色剤やうるみ防止剤の使用。色着きが良くなるように、さくらんぼの周りの葉を摘むことです。透き通る真紅の実に一部に黄色の部分があるのが、本来の佐藤錦。

佐藤錦は黄色の部分があるのが自然の姿です。当園の直営農場では色出しのための発色剤やうるみ防止剤は一切使いません。また、木が栄養をたっぷりと貯えられるように、葉を摘まないで、輪ゴムで止めて、さくらんぼに日を当てます。つまり、できるだけ、自然な姿の佐藤錦を生産しています。見れば分かりますが、一部に黄色い部分があります。これが本物の佐藤錦です。多くの方に本来の佐藤錦の姿、そして、本来の味を知って欲しいです。(岡田氏談)

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葉を輪ゴムで止めて、さくらんぼに日が当たるように工夫
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薄いビニール製の手袋を使い、その感触をひとつひとつ確かめながら、ていねいに摘み取る
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長年の「見た目重視の日本の流通」の弊害が、80年間も生き続けてきた佐藤錦にも及んでいるとは皮肉です。

その昔、多くの日本人が口ずさんだ「黄色いさくらんぼ」の歌。実は未熟で、うぶな黄色の佐藤錦だったのではないか…そんな想いもめぐります。

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佐藤錦の三代目

すでに佐藤錦の原木はこの世に存在しませんが、三代目は天香園の直営農園に残っています。今年も見事に大粒のさくらんぼを実らせた三代目の佐藤錦。樹齢は50年近くなりますが、まだまだ現役です。

写真:八木澤 芳彦
(更新日:2006年07月11日)

こだわりの訪ね人

萩原 章史さん

消費者の”究極のこだわり”に応える「うまいもんドットコム」の経営者。
全国の「うまいもん」を探し求めて、精力的に活動中。
うまいもんドットコム

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