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地球発

週末アジア旅

Vol.01 アジアの港に船で着く(1)

ケータイとメールを切った。実際、いまはしつこく電波が追いかけてくる。しかしもうアジアなのだ。とりあえず仕事はオフ……。鬱陶しい上司や面倒な同僚もいない。

週末にアジア──。

アジアの港に船で着いてみたいと思った。そして港の小さな魚料理屋に入る。そんな旅を思い描いた。

金曜日の午後、大阪の港から釜山に向かうフェリーに乗り込んだ。パスポートに出国印が捺された。もう外国である。しかしフェリーは瀬戸内をとことこと西に向かって進んでいく。このフェリーを選んだ理由? 瀬戸内を長く走るから、きっとあまり揺れないだろうから。日曜日の夜には戻る2泊3日の韓国旅。第1回は釜山までのフェリー編。

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大阪国際フェリーターミナルに着くと、釜山に向かう「パンスタークルーズフェリー」が出港を待っていた。重油の臭いのする風に吹かれながら、ぼんやりとフェリーを眺める。船の出航は、こののんびりとした時間感覚がいい。

取材期間 2011年10月17日〜18日

旅のDATA

パンスタークルーズフェリーは月曜日、水曜日、金曜日に出港。金曜日を休み、帰路はこのフェリーでもいいが、飛行機にすれば、金曜日から日曜日の週末アジア旅が組める。大阪で働く人なら、金曜日半日休むだけでアジアが待っている。

費用

船賃
1万4,525円(スタンダード)
燃油サーチャージ
1,000円
港湾付帯施設利用料
600円
※全て取材時の値段です

プロフィル

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『格安エアライン』で個人旅行が変わる!」(講談社+α新書)、「鈍行列車のアジア旅」(双葉文庫)、「『生き場』を探す日本人」(平凡社)、「世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ」(新潮社)。

中田浩資(なかた・ひろし)

1975年生まれ。97年から99年の北京滞在中、通信社の写真記者として報道写真に携わる。2004年からフリーランス。旅行、人物ルポを中心に雑誌、広告などで活動中。

Hiroshi NAKATA website http://nakata-photo.jp/

(更新日:2011年11月28日)
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