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地球発

週末アジア旅

Vol.06 週末アジアで湯けむり天国(1)

今年の日本はことのほか寒い。体が縮こまってしまう。こういう季節は熱い温泉に体を沈めたい。アジアで温泉……。アジアが好きで温泉も好き……。そうなると、アジアの地図を見る目は、沖縄の西にある島でピタリと止まってしまう。

台湾である。

台湾行きの航空券を探していると、朝の7時20分に羽田空港を出発し、台北市内に近いどころか、台北市内の松山空港に向かう便があることを知った。

前の日に仕事を片付け、土曜日の朝7時20分に飛行機に乗れば、台湾時間で10時30分には台北に着いてしまう。そこから温泉まで1時間ほどとしても、昼前には、湯けむり天国ではないか……。

温泉を探してみると、陽明山の山懐に、人里離れた一軒の温泉があった。馬槽温泉という名前で、日本式の露天風呂だという。これは申し分ない。

photo15

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泊まったのは怡美賓館という安めの宿。台北から日帰り圏のせいか、宿泊客も少なかった。各階に給湯器があったが、お湯の温度は102度。台湾の水は102度まで熱することができる。嘘(うそ)でしょ?

取材期間2012年01月08日

旅のDATA

羽田空港と台北の松山空港を結ぶ便は、週末アジア旅向け? 僕らは台湾のチャイナエアラインを利用した。以前は成田空港と台北の桃園空港を結ぶ便よりだいぶ高かった。しかし、利用客が少ないのか、値下げ傾向。とってもいいことだ。台北から馬槽温泉を通って金山に出るバスは、1時間に1本といった割合だ。

費用

飛行機代(羽田空港―松山空港)
4万4200円(往復/チャイナエアライン)
地下鉄代(松山空港→台北駅)
約70円
バス代(台北駅→下七股)
約340円
バス代(下七股→金山)
約141円
※全て取材時の値段です

プロフィル

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『格安エアライン』で個人旅行が変わる!」(講談社+α新書)、「鈍行列車のアジア旅」(双葉文庫)、「『生き場』を探す日本人」(平凡社)、「世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ」(新潮社)。

中田浩資(なかた・ひろし)

1975年生まれ。97年から99年の北京滞在中、通信社の写真記者として報道写真に携わる。2004年からフリーランス。旅行、人物ルポを中心に雑誌、広告などで活動中。

Hiroshi NAKATA website http://nakata-photo.jp/

(更新日:2012年02月09日)
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