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週末アジア旅

Vol.10 週末アジアでのんびり南国(1)

南国の島に行く──。翡翠(ひすい)色の海を眺めながら、ビーチでぼんやりすごす。もうなにもしない。やわらかな潮風に吹かれながら、ただ海を眺めている。

週末にそんな時間をつくりたかった。

アジアの地図をめくりながら、島を探していく。

プーケット? バリ? なんとなくメジャーで気が引ける。もうちょっと、ゆるい島がいい。しかし無人島に近いような島は……。

地図を眺める視線を北上させる。台湾の西側──。沖縄があるではないか。

ゆるさにかけては、申し分ない。沖縄本島や宮古島、石垣島をはずせば、島の規模も小さくなり、なんとなくイメージが合ってくる。

そんなとき、那覇から宮古島まで、スカイマークが片道2800円で飛ぶようになったと耳にした。今年は日本国内線のLCC元年。その動きを察知し、安い運賃を売り物にするスカイマークが路線を延ばしている。那覇へも成田空港を利用すれば安いらしい。

宮古島といえば、その先に多良間島がある。訪ねる人も少ないのに違いない。

photo09

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翌朝、宮古島の平良港に向かう。停まっていました。多良間島に向かうフェリー「たらまゆう」。勇んで乗り込もうとすると、船事務所の職員が、両手を交差させた。「ん?」。「まだ乗ることができないってこと?」。違いました。答えは次の写真で。

取材期間2012年02月24日〜25日

旅のDATA

成田空港を発着するスカイマークで那覇へ。そこからやはりスカイマークで宮古島へ。いま最も安く、宮古島に行く方法である。多良間島は、宮古島と石垣島の中間にある島。しかし宮古島からの足しかない。フェリーと琉球エアコミューターのプロペラ機が結んでいる。

費用

飛行機代(成田空港→那覇空港)
1万800円(スカイマークエアラインズ)
飛行機代(那覇空港→宮古空港)
2800円(スカイマークエアラインズ)
飛行機代(宮古空港―多良間空港)
1万900円(往復/琉球エアコミューター)
※全て取材時の値段です

プロフィル

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『格安エアライン』で個人旅行が変わる!」(講談社+α新書)、「鈍行列車のアジア旅」(双葉文庫)、「『生き場』を探す日本人」(平凡社)、「世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ」(新潮社)。

中田浩資(なかた・ひろし)

1975年生まれ。97年から99年の北京滞在中、通信社の写真記者として報道写真に携わる。2004年からフリーランス。旅行、人物ルポを中心に雑誌、広告などで活動中。

Hiroshi NAKATA website http://nakata-photo.jp/

(更新日:2012年04月13日)
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