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群雄が覇権を争い、文人墨客は風雅に遊び、美食家は味にこだわりぬく。5千年の歴史を誇る中国は、その全土が生きた博物館。今回は必見の北京、西安、蘇州、上海の4つの古都で7つの世界遺産を訪れる6日間の旅、そして古きよき村の風情を残す水郷古鎮を訪れる4日間の旅をご紹介します。
けた外れにスケールの大きな中国の歴史遺産は、目の当たりにして始めてその意義が実感できます。あこがれの歴史の現場、この機会にその足と目で体感してみませんか。

世界遺産を訪れ歴史に触れる6日間、旅のはじまり・北京では、5つの世界遺産にご案内します。
総延長およそ6千キロ、万里の長城は、秦の始皇帝が本格的に着工した世界最大級の建造物。八達嶺(はったつれい)長城からは、龍の背のように尾根沿いにうねり続く城壁が一望できます。13世紀、鉄壁の守りに見えた長城を乗り越え中原を制圧したのは、蒙古の
騎馬軍団でした。
<成吉思汗(チンギス・ハーン)は馬に乗ったまま長城の石の回廊の上に立って、いつ果てるともない騎馬の隊列が次々に長城を越えていくのを見守っていた>(井上靖著「蒼き狼」より)


覇者として元朝を興したフビライ・ハーンは現在の北京に都を造営、居を定めたのが世界遺産故宮博物院の地です。清の宣統帝溥儀が退居するまでの500年にわたり皇帝が暮らした紫禁城では、所蔵数十万点という財宝にも圧倒されますが、いちばんの見所は9千室はあるという建築群。城壁に隣接する景山公園から見下ろす紫禁城の朱色の甍(いらか)の波、その絶景には胸が熱くなります。
さらに、明の皇帝の陵墓群明の十三陵、歴代皇帝が五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈った天壇(てんだん)公園、西太后が清朝を傾けるほどの財をつぎこんだ庭園頤和園(いわえん)にもご案内。神と同等とされた権力者の夢のあとをじっくりとご覧ください。

紀元前11世紀からおよそ2千年の間、国の要であった古都・長安。今は西安と名を変えた長安の都で、中国初の皇帝となり国の礎を築いたのが秦の始皇帝です。
万里の長城の造営、度量衡や貨幣制度の制定など精力的な活動のかたわら、彼は70万の労力を投入して陵墓を造営しました。1974年、農民が偶然発見した兵馬俑(へいばよう)は、世界遺産秦の始皇帝陵を守るための副葬物の一部。平均身長178センチ、等身大で表情もすべて異なる兵士の人形は発掘されているだけでも数千体。整然と並ぶ物言わぬ兵馬俑群は、不老不死に焦がれたという始皇帝の思いの強烈さを語ります。

のどかな気候、豊かな作物、風情ある運河。「天有天堂、下有蘇杭(天には天国あり、下には蘇州と杭州あり)」と讃えられた蘇州は江南地方の珠玉のまち。名曲「蘇州夜曲」そのままのしっとりとした水郷は春秋時代に呉の都が置かれ、水運の要として富み栄えた古都でもあります。豊かな財力を背景に、土地の有力者たちは数々の庭園を造営しました。自然の風景を生かした繊細な庭園群は、蘇州古典園林として世界遺産に指定されています。ツアーでは、清代に造営された留園にご案内いたします。

各地の名物料理は中国旅行の外せない楽しみ。今回のプランでも、北京では宮廷料理として愛されてきた北京ダック、小麦料理が豊富な西安では餃子(ぎょうざ)宴、質の高い食材が自慢の蘇州では淡水魚の甘酢あんかけ・松鼠桂魚(すんしゅうぐいゆぃ)などをご用意。旅の締めくくり、上海では濃厚なみそが絶品の上海蟹(がに)をご賞味いただきます。歴史に裏打ちされた深い味わいをたっぷりご堪能ください。
鉄道ファンにうれしいのは、北京から西安への1200キロを移動する夜行寝台列車。広大な大陸のスケールを体感できる一夜です。

運河が発達した水郷の地、江南には今も水辺で暮らしを営む人々も多く、小船が行きかう運河沿いに古い家が立ち並び、狭い路地には子どもが走り回る。そんな風景に出合うことができます。水郷古鎮とよばれるこれらの古い村(鎮)の中でも、ご案内する西塘は100年前の漁村の風情をそのまま残す古鎮。入り組んだ路地、運河を見下ろす茶館、人なつこい住人たち。ふと郷愁を覚えるそんな古鎮を、美しい西湖と中国緑茶が魅力の古都・杭州、そして上海とともにご案内いたします。各地でご賞味いただくのは名物料理、ホテルはデラックスクラスをご用意しました。
漢詩にも多く詠まれた昔ながらの江南の風景と、世界の最先端が集まる上海。ふたつの顔をご覧いただくことで、旅の余韻(よいん)がさらに深まることでしょう。
※旅のマーク
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(更新日:2006年12月18日)

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