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旬旅@ワールド テーマで旅する

アジアのお茶を巡る旅 お茶をテーマに中国をはじめ、アジア各地を旅してきた有本香さん。中国茶とどのように出合い、これまで旅先で味わったなかで印象深かったお茶は何だったのだろうか。中国茶の魅力に迫ってみるとともに、種類や入れ方など、基礎知識についても聞いてみた。
お茶愛好家の有本香さんに聞く おいしいお茶の選び方

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有本 香(ありもと・かおり)

東京外国語大学卒業後、旅行雑誌編集長を経て独立。企画会社「ウィンウィン」を設立し、旅や食に関する雑誌や書籍の制作を中心に活動中。著書に「中国茶 香りの万華鏡」(小学館文庫)「中国茶・台湾茶」(池田書店)などがある。

お茶と水のバランス、そして入れる時間を工夫して

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2006年5月武夷(ぶい)山にて。春茶の収穫直後に訪れたので、町をあげて製茶の真っ最中

台湾や中国を旅した際、中国茶を買うときの注意点を有本さんに聞いてみた。

「お茶屋さんでは試飲をして、いま飲んだお茶とほんとうに同じものだということを確認したうえで買いましょう。見た目のチェックポイントとしては、きれいな顔つきの茶葉といいましょうか。茶葉がそろっていることが大事です。形状や体裁にバラツキがあるのはあまり上質とはいえません。全体的に色艶や形、大きさなどが均一化されているかどうか。茶葉をしっかり見極めてください」

日々の暮らしの中で、中国茶を楽しむために知っておきたいおいしくいれるノウハウを有本さんにアドバイスしてもらった。

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中国茶の最高峰のひとつ、龍井(ろんじん)茶で至福の時間を楽しむ

「水はやはり大きく関わってきます。陸羽という人が著したお茶のバイブル『茶経』には、<泉で湧(わ)いた水が一番いい、二番目は流れている水、溜(た)まっている水が一番悪い>と書かれています。

日本の水は軟水でお茶を入れるのに適していますが、水道の水でしたら蛇口から出したばかりの水が酸素を多く含んでいるので一番いいですね。ヨーロッパ系の硬水のミネラルウォーターではお茶の旨(うま)味が出ません」と有本さん。

「ただ、お茶と水のバランスは大切で、武夷岩(ぶいがん)茶や鳳凰単●(ほうおうたんそう、●は木ヘンに叢)のようなカテキンが多いお茶を軟水で入れると渋くなってしまうのです。中国の水は、ミネラル分が高く、日本より少し硬水寄りです」

持ち帰った中国茶を日本で入れる際には、多少引き算をして考えることが大切なのだと教えてくれた。

「最近中国でも良心的なお茶作りを研究している人は、日本の水はとても良いので出過ぎるから気をつけなさい、と言います。入れる時間を短くするということですね。烏龍茶は沸騰したお湯でいれますから、温度を下げることは基本的にはしません」と有本さんは言う。

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