
ほかにこれからの季節でおすすめの味覚は?
「ヨーロッパの秋の味覚といえばキノコでしょうね。特にポルチーニ茸(だけ)はキノコの王様といっていいでしょう。私はシンプルなバター炒めがいちばんおいしいと思っています。冬になると、ジビエと呼ばれる、狩猟による鳥獣の肉料理。といっても、最近は飼育によるものも増えているそうですが、いずれにしても冬は肉に脂がのって、とてもおいしくなります。フランスやベルギーなら、生ガキなど海の幸もいいですね。ただし、内陸部の国ではシーフードはあまりおすすめしません」
ヨーロッパのレストランでは、必ずワインなどお酒を飲まなければいけないと思い込み、それがプレッシャーになっている人もいるかもしれない。けれども、レストランでお酒をたのまなくても大丈夫と坂本さんはいう。
「そういう人は、水を注文するといいでしょう。ガイドブックには、単に水というと、向こうでは炭酸水を指すので、ガス無しを注文しましょうと書いてありますが、私はあえて、炭酸水をおすすめします。なぜなら、脂っぽい料理には、炭酸水がとてもよく合うからです。ペリエなど、日本でもヨーロッパの炭酸水が普通に見られるようになりましたが、飲まずぎらいの方は、向こうではぜひチャレンジしてみてほしいと思います。お酒を飲む人は、グラス・ワインを楽しんでください。また、ウィーンでは、カフェでもフードメニューが充実していますし、ビールやワインもおいています。日本のような、カフェ・タイム、バー・タイムもありませんので、お酒を飲む人も、飲まない人も、いつでも気兼ねなく、同じ時間を共有できるのがいいですね」
(更新日:2006年10月18日)
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