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旬旅@ワールド テーマで旅する

世界遺産を巡る旅 イタリアやスペインをはじめとした地中海の周りには、魅力あふれる都市が数多く存在している。大人の旅先として人気が高いこれらの都市とエリア内の世界遺産について、その歴史や特徴、楽しみ方などを法政大学教授の陣内秀信さんに聞いてみた。
法政大学教授・陣内秀信さんに聞く 今おすすめの世界遺産

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陣内さん

陣内 秀信(じんない・ひでのぶ)

1947年福岡県生まれ。法政大学工学部教授。東京大学大学院工学系研究科修了。1973年、イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学後、ユネスコのローマ・センターで研修。パレルモ大学契約教授、トレント大学契約教授、ローマ大学契約教授などを歴任した。著書に「ヴェネツィア 水上の迷宮都市」(角川書店)、「イタリア 小さなまちの底力」(講談社)ほか多数。

都市の華やぎを感じる
世界遺産、ドブロヴニク

写真
ドブロヴニクの旧市街。街を取り囲む城壁は、中世の面影を残していて、時間をタイムスリップした気分になれる

陣内さんおすすめの世界遺産のひとつは、今、旅行好きから注目を集めつつある中欧、クロアチアのドブロヴニクだと言う。

「ドブロヴニクの何がいいかと言うとやはり海が背景にあるということ。それと上から俯瞰(ふかん)できる視点があるということですね。僕が訪れたのは戦争の前だったのでスルジ山にケーブルカーがあり、それで山頂へ登ると、海に突き出している島が一望できました。そこから見たときにものすごく格好いい都市だと感動しました。それまで俯瞰した都市の中でも最高の景観でしたね」と陣内さんは語る。残念ながら1991年のクロアチア独立戦争の際に旧ユーゴスラヴィア連邦軍によってケーブルカーは破壊されてしまった。現在は、山頂までは徒歩または車で行くことになる。

「旧市街を取り囲む城壁は、その上を歩くことができます。中世以来の港がそのまま残っていて、これがまたすばらしいのです。海から広がりがあり、時計塔があってこの国がかつて共和制だった時代の都市の華やぎが、公共建築物にもしっかり受け継がれていてほんとうに美しい町です」と陣内さん。

ドブロヴニクは、アドリア海の真珠とうたわれるクロアチア屈指の観光地。15〜16世紀にはヴェネツィアと並ぶ貿易都市として繁栄した歴史をもち、今も旧市街には当時の面影が色濃く漂っている。

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