
せきね きょうこ
世界各国でホテル及び関係者へ取材している。現在、雑誌を中心に執筆、多数連載中。来春には「スパ(仮題)」(集英社)、「Back To The Hotel」(マガジンハウス)、「旅で美しくなる50の法則(仮題)」(阪急コミュニケーションズ)を出版予定。著書多数。


単に美しくなるということだけでなく、健康面をテーマにした多彩なメニューをラインアップしているのがスパ。心身ともに健康で美しくありたいと願うのは誰もが同じだから、病気の予防や、健康維持がスパの存在目的であるなら、その利用目的に男女差はないはずである。
さらに、最近のスパではメニューも技術も様変わりしつつあり、新しいテーマとして「アンチエイジング」を掲げるところも増えてきたという。
「まさにアーユルヴェーダがそれのひとつですね。五感を刺激するマッサージで精神を安定させ、体内浄化を促し、肌状態も整えてくれるトリートメントで、アンチエイジングのための代表的なトリートメントと言えそうです。自然のハーバルオイルや漢方などを使う施術ですから、施術後に病がすぐ治るような即効性は求められませんが、それでも一度施術を受けるとかなり体調が違います」とせきねさん。

また、アンチエイジングは美容業界ではずっと主役のテーマであったが、スパではまだ最近のこと。免疫力を高めたり抵抗力をつけたりし、体の内側からキレイと元気を目指すということにある。
「アンチエイジングというと幅が広くて分かりづらいですが、私が考えるアンチエイジングとは、毎日の食べ物や、ポジティブシンキング、ストレスの上手な発散、体や肌の正しい手入れなどから、若さを保つことだと思っています。例えば、マクロビオティック(玄米や雑穀など穀物や野菜中心の自然食)やオーガニック食品中心の食生活にするとか、適度な運動をする。そして、時々スパに通って、プロのセラピストに自分を磨いてもらうことも。アンチエイジングというのは美しく年齢を重ねるということで、決して若返るという意味ではないのです」とせきねさんは語る。
「美しく健康に年齢を重ねていきたいと誰もが望んでいることから、世界中のスパが、アンチエイジングメニューを研究し始めたのでしょう。女性向けだけではなく、男性を対象にしたメニューも驚くほど増えています」
夫婦でアジアのスパ&リゾートを訪れ、健康と美しさを、ふたりそろってテーマにしてみてはいかがだろう。この新しいスタイルの提案こそ、今世界が注目する夫婦のための旬の旅だ。
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