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旬旅@ワールド テーマで旅する

そろそろ夫婦ふたりで少し贅沢(ぜいたく)でゆとりある旅をしてみたい……。そんな夢を今年こそ実現してみてはいかがだろうか。ダイナミックな自然を鉄道でめぐり、絶景を望む山岳ホテルに泊まるスイスの旅は、ビートルズ世代のあこがれでもある。鉄道ジャーナリストの櫻井寛さんにスイスの魅力について聞いてみた。
鉄道ジャーナリスト・櫻井寛さんに聞く 展望台からのパノラマ

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ヨーロッパ初の
登山電車も人気

「2つめに挙げたシーニゲプラッテは、通好みの展望台といえます。ここへ行く電車のシーニゲプラッテ鉄道は、今から114年前に開通した登山電車でとても古風です。シーニゲプラッテ展望台は、標高1967メートル。アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山を、離れた位置からバランスよく見られます。ここはグリンデルワルドや周囲の渓谷の眺めもすばらしいし、後方にはインターラーケンやトゥーン湖も。しかも観光客が少なく、展望台としてはダークホース的存在です」と櫻井さん。

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アンティークな登山列車も魅力のシーニゲ・プラッテ鉄道

シーニゲプラッテには1929年に開園した高山植物園があり、8323平方メートルという広大な敷地に500種類以上のスイスアルプスの植物が集められている。1周するには約2時間かかるが、ハイキングをする前にここで花々の名前をリサーチしておくといいだろう。山頂にはハイキングの拠点となる山岳ホテル(シーニゲ・プラッテ)がある。

3つめのリギの魅力については「リギ鉄道の赤い電車はフィッツナウ発、青い電車がアルトゴルダウ発。通常、登山電車というのは上ったら同じルートを降りてくるのですが、リギ鉄道のすばらしさは、2ルートあるので反対側に降りられる点にあります」と櫻井さんは語る。

写真
標高1752メートルのリギクルム駅よりリギシュタッフェル駅方面を眺める

リギ鉄道は、1871年に開通したヨーロッパ初の登山電車。自力か馬で山を登るしかなかった当時、ヨーロッパ中の人々がこの列車をめざしたという。リギ展望台は、1800メートルとそれほど高くはないが、フィーアヴァルトシュテッテ湖、北東にはチューリヒを含む平原からドイツのシュヴァルツヴァルトまで、さらに北西にはベルンからフランス国境のジュラ山脈、南には標高4千メートルを超えるベルナーアルプスの一大パノラマが満喫できる。山頂には、1816年に開業したスイス初の山岳ホテル、リギ・クルムがある。レストランのテラスからはベストビューが望め、景色を堪能しながら食事を楽しむのもおすすめ。時間に余裕があれば、ぜひハイキングにもトライしてみたい。山頂から湖畔のフィッツナウまでのコース(約8.2キロメートル)は、緩やかな下りが続き、尾根道や牧草地、森と景色も変化に富んでいて飽きることがない。

写真:櫻井 寛
(更新日:2007年01月29日)

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編集協力:ダイヤモンド・ビッグ社「地球の歩き方」編集部

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