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旬旅@ワールド テーマで旅する

そろそろ夫婦ふたりで少し贅沢(ぜいたく)でゆとりある旅をしてみたい……。そんな夢を今年こそ実現してみてはいかがだろうか。ダイナミックな自然を鉄道でめぐり、絶景を望む山岳ホテルに泊まるスイスの旅は、ビートルズ世代のあこがれでもある。鉄道ジャーナリストの櫻井寛さんにスイスの魅力について聞いてみた。
鉄道ジャーナリスト・櫻井寛さんに聞く シーズンと装備

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櫻井さん

櫻井 寛(さくらい・かん)

鉄道ジャーナリスト。1954年、長野県生まれ。小学生のころ、「鉄道はどこでも行ける魔法の乗り物」と鉄道員にあこがれる。日本全国を旅するうち、鉄道写真の虜(とりこ)となり、写真家をめざす。日大芸術学部卒業後、世界文化社写真部を経て1990年独立。「オリエント急行の旅」(世界文化社)ほか著書多数。

登山電車の走る夏から秋が魅力的
これからの春先もおすすめ

個人旅行でスイスを訪れるなら最低1週間は現地に滞在する時間がほしい。そうなると往復含めて9日間の休暇が必要となる。では、スイスを旅するのに適したシーズンはいつなのだろう。

「おすすめのシーズンは、登山電車の走る6月から10月のうち、まだそれ程混雑していない6月下旬から7月中旬と、9月中旬から10月中旬です。10月には、紅葉も楽しめます。また、2月、3月も春になりつつあるいい時期です。日照時間が長くなってきますので、明るい雪景色が見られます。もちろんスキーも楽しめますしね」と櫻井さん。

写真
ぐるりと1回転するブルジオのループ橋を通過するベルニナ急行。

ちなみに6月の平均気温は、ジュネーブ(標高375m)が16.8度、サンモリッツ(標高1856m)は12.9度(最低気温マイナス3.9度)。10月はジュネーブが9.8度、サンモリッツが11度(最低気温マイナス10.2度)。秋にはグルメの楽しみもある。狩猟が解禁になるとジビエ(ウサギやシカなどの野生動物の肉)料理の特別メニューがレストランに登場する。また、9月から10月は、ワインの産地であるヌーシャテルやモルジュなどでワインフェスティバルが開催される。

写真
車窓より望むアイガー、メンヒ、ユングフラウのベルナーオーバーラント三山。

冬期でもすべての登山電車が運休してしまうわけではない。

「1年中走っている登山鉄道は、ユングフラウ鉄道とゴルナーグラート鉄道。それから氷河急行も一部は冬期にも走るしベルニナ急行も運行されています。もちろん、国鉄の幹線は、1年中運行されています」と櫻井さん。

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