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旬旅@ワールド テーマで旅する

ハワイ島の大自然を巡る旅 日本人に人気の高いハワイ。今年は夫婦ふたりで自然に触れながらゆったりと過ごしてみてはいかがだろうか。なかでもハワイ島は、東京から直行便も乗り入れて、ますます訪れやすくなった。ハワイ島の自然と魅力について、海や動物、風景を撮り続ける自然写真家の高砂淳二さんに聞いてみた。
自然写真家・高砂淳二さんに聞く 神秘的な自然に出合う

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高砂さん

高砂 淳二(たかさご・じゅんじ)

自然写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。海の中から生き物、風景まで、地球全体をフィールドに、撮影活動を行っている。夜の虹を完全にとらえた世界で初めてのハワイの自然写真集「night rainbow −祝福の虹−」(小学館)など、著書多数。

賢者が教えてくれた「夜の虹」

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祝福の虹、ナイト・レインボー。めったに見られるものではなく、見た人には最高の祝福が訪れるという

ハワイに魅了され何度となく通っているうちに、高砂さんは一人の「カフナ」と呼ばれる人に知り合った。その人が教えてくれたことが、さらにハワイの自然に興味を持つきっかけになったという。

「カフナ、というのはヒーラー、賢者のことです。ハワイアンの生活におけるエキスパートを指します。スピリチュアルな能力があるとでも言いますか、彼の話を聞いていると面白いんですよ。あるとき彼が教えてくれたのが『ナイト・レインボー』、つまりは夜の虹です。ハワイでは『ムーン』と『レインボー』をかけ合わせて『ムーンボー』と呼んだりしますが、それはスピリチュアルな虹でとても美しく、見た人にとって最高の祝福なのだそうです。太陽が月に代わっただけで虹の出る原理は同じなのですが、滅多に見られるものではなくて、ハワイでも知らない人も多いほど。その話を聞いた3日後の夜に、車で走っていたらたまたま出たのです。夜の8時ぐらいでしたが、雨がサーッと降ってきたのに満月が出ていて……鳥肌が立ちました。拝みたくなるような、何かに見せられているような感じで、それが最初の出合いでした」

あまりに幻想的な「夜の虹」。雨降る月夜の晩には、注意深く空を眺めてみてもいいかもしれない。ハワイ島は夜もまた格別の美しさがあると高砂さんは語る。

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古代ハワイ宗教の神殿があった聖地、プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園のティキ(神像)とヘイヤウ(神殿)

「ハワイの昼間というのはとてもアクティブです。しかしその裏には必ず静かな面があります。すべてが寝静まったような雰囲気の中、月明かりだけで歩いていると、裏の世界をみているような不思議な気持ちになります。夢中になって写真を撮りました。目には月夜で青く見えている光景が、写真で写すとちゃんとした色が出ているのです」

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