
織作 峰子(おりさく・みねこ)
写真家。大阪芸術大学写真学科教授。世界各国の美しい風景や人物の瞬間を撮り続けている。多くの写真展を開催する傍ら、テレビや講演でも幅広く活躍。「TURKEY」(橋本確文堂)、「MY SWITZERLAND」(清流出版)など写真集を多数刊行。5月15日まで木村圭吾さくら美術館にて「さくら讃歌」開催中。詳細はHPを参照→http://www.orisaku.com/


写真家の織作峰子さんは、トルコ大使館とトルコ政府観光局から依頼された観光ポスターを撮影するため、1992年に初めてトルコを訪れている。
「最初は仕事としてトルコを撮り始めましたが、その後、自分の作品を撮るために渡航を繰り返し、写真集『TURKEY』を出版しました」
織作さんに「トルコの魅力とは?」と聞いてみた。
「何度か通ううちにいろいろな場所を訪れ、フォトジェニックな絵になる国だなと感じました。写真というのは光と影の芸術。トルコは、光の部分と影の部分が非常に顕著に表れる国です」と織作さん。
「私が最初に行った15年ほど前は、まだ古い空港で暖房はすべてコークスに頼っていました。ですから空港に降り立つとコークスのにおいがして、空気が暖かくて。混沌とした感じも強く印象に残りました。朝、イスタンブールで空を見上げると家々から暖房の煙が漂っていて、街が何ともいえない不思議な色におおわれていました。これはコークスの国ならではのどんより感で、そういったことがとても魅力的に感じられましたね」と当時を振り返る。


「トルコは、イスタンブールみたいな都会もあるし、カッパドキアのような不思議な景観が広がる世界遺産もあって、多彩な風景が楽しめる国です。同じく世界遺産である温泉地パムッカレでは、遺跡の沈んだ温泉プールで泳いだり、時期によってはお湯のたまった石灰棚に入ることもできます」
現在、石灰棚にお湯を流すのは夏期の日中のみとなっているようだ。パムッカレは真っ白な段々畑が連なるような光景が広がる。お湯の青さとのコントラストや、夕暮れ時の景観も素晴らしい。遊歩道を歩いて、世界遺産を堪能してみてはいかがだろうか。
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