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旬旅@ワールド テーマで旅する

スペインを巡る旅 見渡すかぎりの向日葵畑、心に響くフラメンコ。アンダルシアは、熱い。その海岸沿いにある、リゾート地コスタ・デル・ソルの中心都市マラガには高速新幹線アベが開通予定で、新たな観光地として注目を集めている。アンダルシア・グラナダ在住のライター中山瞭さんに、スペインの魅力を聞いた。
スペイン在住ライター・中山瞭さんに聞く スペイングルメの魅力

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中山さん

中山瞭(なかやま・りょう)

航空会社勤務後、旅行ライターとして独立。著書に「スペイン7つの小さな旅」(東京書籍)、「グラナダふだん暮らし」(NTT出版)、「世界歴史の旅・スペイン」(山川出版社/関哲行編、写真・分担執筆)など。

地方ごとに特色ある郷土料理が楽しみ

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オリーブの収穫。スペイン料理に欠かせないオリーブオイルや塩漬けになる

スペインといえば美食の国としても知られている。日本人におなじみなのは、米料理のパエリャだろう。パエリャ発祥の地は、地中海に沿った東海岸一帯。アラブ人によって米の栽培がもたらされ、「米の国」と呼ばれるほど稲作が盛んなエリアだ。

スペインには地方ごとに特色のある郷土料理がある。スペイン在住15年のライター、中山瞭さんは「北スペインのバスク地方は料理が美味しいことで有名です。スペインのテレビの料理番組に出演しているシェフはほとんどがバスクの人。スペインでは、バスクのシェフは一目置かれる存在なんですよ」と語る。

ピレネー山脈を挟んでスペイン北部とフランス南西部に暮らすバスク人は、独自の言語と文化をもち、食にこだわりをもつ人びと。バスク料理の代表格といえるのが、最近、日本でも流行中のフィンガーフード、ピンチョ(複数の場合はピンチョス)。ピンチョ(Pincho)とはスペイン語のピンチャール(刺す)が語源で、串や楊枝で刺したひと口サイズのおつまみのことをいう。

「数年前、マドリッドやバルセロナをはじめとした都市部でバスク料理のレストランが流行し、ピンチョスを出す店がブームとなりました」と中山さん。

バスク地方には、ほかにもウナギの稚魚のオリーブオイル炒めや小イカの墨煮など、さまざまな名物料理が揃っている。地酒の微発泡性白ワインやリンゴ酒とともに味わってみたいものだ。

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滋味あふれる、トレドの郷土料理・ウズラの煮込み

中山さんにその他の地方料理について聞いてみた。

「ポルトガルの北に位置するガリシア地方の郷土料理も美味しいですよ。魚介類の宝庫ですから、エビや貝類、タコなど、新鮮な素材を使った料理が味わえます。また、スペイン中央部のカスティーリャ料理もなかなか魅力的。ウズラや野ウサギ、シカなどのジビエを調理した料理がとても美味。南部のアンダルシア地方は、地中海沿岸ですのでシーフード料理が堪能できます。野菜の冷製スープ、ガスパチョもこの地方の料理です」

また、スペインはブドウ栽培面積で世界一、生産量では世界3位を誇るワイン王国でもある。各地の美味と地ワインを味わいながら巡るスペイン。地方色豊かな郷土料理とワインが旅に彩りを添えてくれる。

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