
中山瞭(なかやま・りょう)
航空会社勤務後、旅行ライターとして独立。著書に「スペイン7つの小さな旅」(東京書籍)、「グラナダふだん暮らし」(NTT出版)、「世界歴史の旅・スペイン」(山川出版社/関哲行編、写真・分担執筆)など。


アクティブなどらく世代に向いているデスティネーションは、コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)をはじめとした地中海沿岸エリアではないかと中山さんは語る。
「まず、英語が通じるという点が大きなメリットだと思います。イギリス人やドイツ人、フランス人たちがやって来るリゾート地として約50年の歴史がありますから。気候的にも心地よく、のんびりと落ち着けます」
なかでもコスタ・デル・ソルの中心都市であるマラガの人気が高まっているという。


「マドリッドからアベ(AVE)という高速鉄道がマラガまで開通する予定です。マラガ駅に新ターミナルがオープンすると同時に地下鉄も建設されました。新しいマラガ駅マラガ・マリア・サムブラーノ駅は日本でも人気が高い女性服ブランドZara(ザラ)、マクドナルド、カフェテリアなどの飲食店を含む約100店舗を数えるショッピングセンターを併設しており、近い将来、地下鉄とも連絡する予定。長距離高速バスのターミナルとも隣接しており、アクセスが良くなって旅がとてもしやすくなりました。また、2003年にマラガが生んだ偉大なアーティストであるピカソの美術館が開館し、観光のスタイルが変わりつつあります。それまでマラガはコスタ・デル・ソルのリゾート地やアンダルシアの古都であるグラナダ、セビーリャを結ぶ中継地点としての役割が大きく、ホテルも少なかったのです。ピカソ美術館がオープンしてから、おしゃれなバルもできましたし邸宅を使ったホテルも登場し、旅の要素がバラエティに富んできて観光客が急増しました。マラガをベースに地中海散歩もできますのでおすすめです」
ピカソ美術館はバルセロナにもあり、9歳から「青の時代」までの作品が展示。一方、マラガの美術館では、絵画や彫刻、陶器など約200点が常設展示されている。
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