
さらに、どらく世代が楽しめるような、市街での気の利いた時間の過ごし方について聞いてみた。
「最近、再開発が非常に進められているのがマリーナ・ベイ・エリアです。ここでは新しいランドマークとなるドリアンの形をした『エスプラネード・シアター・オン・ザ・ベイ』や、ビクトリア女王の時代につくられた『ビクトリア・シアター』があり、国際的なコンサートや観劇が楽しめます。この周辺にはイギリス植民地時代の古い公館が残されており、旧国会議事堂はいまはアート施設にもなっています。コロニアル様式の建築物に出合えるのもこの一帯ですね」と丹保さん。海沿いにはプロムナードが整備されているので、散策はもちろん、記念撮影にもおすすめだという。


また、ナイトライフを満喫するスポットとして人気なのが、ボート・キー周辺。「もともと貿易の拠点として発展した場所であり、その面影を彷彿させる建物も残されている観光地です。背後に摩天楼を控えながら、川沿いには色鮮やかなショップハウスがずらりと並んでいます。レストランや本格的なアイリッシュパブ、おしゃれなバーなども豊富。シアターで音楽や芝居を楽しんだ後、余韻に浸りながら杯を傾けるのにおすすめのコースです」


そして、忘れてはならないのが、かの有名なラッフルズ・ホテルである。「シンガポールを訪れたなら、ぜひおすすめしたいスポットのひとつです。一歩足を踏み入れるとそこは別世界。白亜の建物にパームツリーが並び、緑がうっそうと茂っていて、やはり独特の世界です」と丹保さんは話す。
部屋は全てスイートで、室内は天井が高く、気品あるアンティーク調で揃えてある。もちろんホスピタリティも一流。ぜひとも宿泊してみたいものだが、それが叶えられない人には、シンガポール・スリングで有名な「ロング・バー」を利用してはいかがだろうか。
「ラッフルズ・ホテルのバーは歴史と格式があり、地元のビジネスマンなどもよく訪れます。非常にレトロな趣がありますし、いまだに昔ながらのしきたりを守っていて、たとえばおつまみに出るピーナッツの殻は、すべて床に捨てるんです。それがここでの紳士の流儀なんですね」
往時をしのばせるコロニアル様式の佇まいを鑑賞するだけでも価値があるというラッフルズ・ホテル。ここでしか味わえない、日常から切り離された優雅な時間を過ごしてみるのも旅の醍醐味といえるだろう。


写真:丹保美紀、シンガポール動物園
(更新日:2007年08月15日)

おススメの旅には、このガイドブック!
最先端ウオーターフロント、英国式ハイティー、わくわく度満点の動物園。熱気溢れるエスニックタウン、大人気スパ。アジアン雑貨も一網打尽、子供が喜ぶアトラクション……。シンガポールは、知るほどハマるワンダーランド!
地球の歩き方D20 シンガポール
Amazon.co.jpで購入
タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、ラオス、カンボジア。タイやマレー半島を中心とした東南アジアを、比較的ゆったりした日程で、リーズナブルかつ思いのままに歩き回るための一冊。
地球の歩き方D16東南アジア
Amazon.co.jpで購入
※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。