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麗しロマン大陸 人ものがたり

私のとっておきの「名古屋」よ!(前編)

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地域に強い愛着を抱き、常日ごろから「地域のために何かしたい」と口にしている金井さんの思いはスタッフにも通じている。

三菱商事中部支社は名古屋のランドマーク、タワーズに位置する

「頼まれたから支援するのではなく、自分たちから企画して、頭で汗をかきたい。金銭的なことだけでなく、こんな支援をやっている会社があると知られれば、他の企業も入ってくるのではと考えたりもしています。一連の活動を通じて、美術館の知名度アップにも貢献できれば。」

サンフランシスコ駐在時代、社会貢献活動が盛んなお国柄に触れた矢田部さんは、福岡に赴任したときには「太陽の家」への協力や車いすマラソンに積極的に取り組んだ。そんな経験が、名古屋でも存分に生かされている。「サマーキャンプは楽しいイベントでしたが、人手が足りなくなり断念したのは心残りです。」

三菱商事と愛知県社会福祉協議会との15年来の付き合いは、活動の流れを作る貴重な戦力。「まず実態を知るところから始めました。条件の設定など美術館との調整が最も大変でしたね。」

社員の会話には笑いが絶えない

三菱商事アートシップの実務全般を担当した人事総務チームの片岡奈津子さんは、初めての体験尽くしで苦労も多かった。決定してから3カ月、実際の準備期間は1カ月あまりと大忙し。セレモニー終了後も図録やカードの送付など諸手配はまだまだ残るが、うれしい出来事もあった。「セレモニーが終わったあと明和寮の方とお話したんですが、『絵がほんとうに好きで』とすごく喜んでいただいて。初めて実感がわいて、ちょっと、感動しました。」ふと顔をほころばせた。

地域のつながりを重視し、本拠地を地元から動かさない企業が多いと言われる中京地域。もの作りの足場を固めるにはそれは欠かせないことで、同社も、顧客とのつながりを何より重視している。社内の雰囲気は、そんな基本姿勢がそのまま反映されているように見えた。

「Bloom where you are planted」金井さんの座右の銘だ。「自分がいる環境で花を咲かせよう、与えられた環境でベストをつくそう、ということです。」

アートシップから生まれた花、社内で咲く花、仕事で咲く花。形も色もさまざまな花が、しっかり、地域で根付き花開き始めている。

(文・写真 山田静)

(更新日:2007年10月16日)

名古屋は「ものづくりの街」と呼ばれますが、
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