「彼らは物事を楽しむのがとても上手。パーティのときに女性社員の姿が消えたと思ったら、派手なカーニバルの扮装で現われたり、ボーリング場では流れる音楽に合わせて試合も観ず踊りっぱなし。ああいう行動は日本人にはできませんね」
ウルダネータさんは、カラカスに生きる楽しさを語る。

「毎日何かの変化があり、何かニュースがある。とてもダイナミックに動いている国なんです。仕事に行って、戻って、家で過ごして……そんな動きは日本と同じでしょうが、その中はとてもアクティブ。それを実感するには暮らして、働いてみないと分からないでしょう」
デノミの実施など国家的なことから、古くなった橋や道が壊れたといった生活上のことまで、毎日何かが起こると笑う。
「自分にとってはとてもエキサイティングなことです。たくさんのチャンスがあるんですよ」
世界経済を揺るがすこの地の資源を仕事で扱い、プライベートでは陽気なカラケーニョとしてダンスやパーティ、スポーツに興じる日々。「たいむトラベラー」でも触れるが、遠いようで案外近く、だがやはりここは遠い国だ。
「日本とベネズエラはもっと近づけるはずです」
両国をよく知る彼はいう。読者にこの地をアピールしてほしい、と頼むと、
「この地にはたくさんの発見があります。日本人にとって欧米は想像できる場所だと思いますが、ここはまったく想像できない地でしょう。砂漠も雪もビーチもあり、恵まれた気候でいろいろなことが楽しめます。そして、人々。みな親切に迎えてくれますよ」
にっこりと締めくくった。このカラケーニョの明るい笑顔に会うためだけでも、再び訪れる理由になりそうだ。

(文・写真 山田静)
(更新日:2008年01月15日)
※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。