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麗しロマン大陸 人ものがたり

私のとっておきの「ニューヨーク」よ!(前編)

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「なぜボランティアを、って? それは、楽しいからよ。」冷えた体を屋内で温めながら、バーバラさんは語った。米国三菱商事でコーポレート・コミュニケーション(広報)業務に従事する彼女は、会社の社会貢献事業の手配も担当している。前の日、オフィスに彼女を訪ねたときには、家庭内暴力から逃れた女性たちのシェルター(避難所)に贈るプレゼントを梱包していた。アメリカにはこういったシェルターが数多くあり、女性たちの身元は安全が確保されるまでは秘匿される。訪問時は折りしもクリスマスシーズン、家でサンタを待つことができなくなったシェルターの子供たちのために、社員達がプレゼントを持ち寄ったのだ。音の出るおもちゃ、暖かそうな靴下、カラフルなビーズ。心尽くしのプレゼントに囲まれ、バーバラさんはうれしそうだ。

シェルターへのプレゼントを梱包する

「ボランティアは、私の仕事のモチベーションのひとつ。もっと盛んにしたいですし、米国三菱商事全体にも広めていきたい。それはやがて、外部の人々が三菱商事を見る目にも影響してくるでしょう。」目標は少しずつ実現しはじめている。例えば、乳がんの早期発見・治療を訴える「ピンクリボン運動」。米国三菱商事のひとりの社員が、乳がんで家族を亡くしたことに心を痛め、何かできないかと会社にはかったことをきっかけに、バーバラさんたちは米国三菱商事各地のオフィスに呼びかけ、イベントに参加した。

牧場は一面の銀世界だった

牧場での活動は彼女の個人的なボランティアだ。大好きな馬と自然に囲まれ活動するのは楽しいし、ボランティア仲間たちとの出会いもあった。「でも、いずれは会社の人たちも連れてきたいわね。楽しいもの。」そう語る彼女の胸には、ピンクリボンのバッジが光っていた。

(文・写真 山田静)

(更新日:2008年02月02日)

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