朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ホーム設定

Special Contents ひと

  • インタビュー
  • フロントランナー
  • トップ
  • 地球発
  • マネー
  • ライフスタイル
  • 極める
  • からだプラス
  • エンタメ

記事を印刷

地球発

  • 麗しロマン大陸TOPへ
  • バックナンバー

麗しロマン大陸 たいむトラベラー

自由のパワーみなぎる「ニューヨーク」(後編)

  • 人ものがたり 前編
  • 人ものがたり 後編
  • たいむトラベラー 前編
  • たいむトラベラー 後編
  • スナップショット
  • 旅の基本情報

ぎゅうぎゅう詰めの店内は人ごみで奥までは見渡せない。席が用意できるまで、と案内されたバーコーナーも満杯で、同行者たちと離れないようにするのが精一杯だ。

客席の間を縫うように歌い、踊るスタッフたち。レベルは高い

マンハッタンで1、2を争う人気というスシ・レストラン。ラテンなインテリアや音楽を背景に、新鮮な握り寿司や日本酒を味わうというコンセプトが大うけしているという。枝豆や豆腐などのつまみ類と運ばれてきた寿司は器と盛り付けがたいそうしゃれている。味については評価が難しいが、その前の日、バーバラさんに連れて行ってもらった「クシヤキベントウ」と同じように「健闘をたたえる」というところ。そのベントウは、照り焼き風味の焼き鳥が数本、ライスとサラダの上に盛り付けられたもの。こちらも小さな行列ができる人気ぶりだった。年々進化を見せるニューヨークの和食に感心しつつ、テリヤキ味の握りをほおばっていると、「ニューヨークのスシはおいしいだろう?」隣のテーブルの男性が盛んに話しかけてくる。弁護士事務所のクリスマスパーティでやってきているという。声を張り上げないとお互いの話の内容もわからないほど店内はにぎやかで、あちこちで歓声もあがっている。

「ホテル・ガンズブール」はセレブのパーティご用達ホテル

「ニューヨークはアメリカじゃない。」よく言われる通り、ニューヨークは唯一無二のまちだ。人や文化や金が入り交じり世界の先端を突っ走ろうとする様は東京にも似ているが、このまちの人や情報、文化の交わりかたは東京よりずっと年季が入り、どん欲で、許容量も大きく見える。バーバラさんに連れていってもらったブロードウエイのレストランでは、店員が代わる代わるマイクを手に歌い、踊る。入り口には彼らのプロフィールが掲載されたパンフレットが置かれていた。いつの日にかスカウトされて舞台に立つことを目指す若者たちだ。

友人のイラストレーターも現在ニューヨークで絵の売り込み活動中。ギャラリーの数も多いがアーティストの数も比例して多く、「まだまだ頑張らないと」といつも目を輝かせている。

グランド・セントラル駅の朝は忙しい。誰もが早足だ

'いま最もホットなエリア'とされているミート・パッキング・ディスリクトを訪れた。グリニッジ・ビレッジにほど近いここは、名前のとおり精肉工場が集まる地だったのだが、ここ数年デザイナーズホテルやおしゃれなレストランがあちこちに出現し、いくつかの場所はセレブのパーティ会場として日本の女性誌でもすでにおなじみ。夜9時すぎ、真冬のニューヨークは冷え込みが厳しいが、話題のデザイナーズホテル「ガンズブール」の前には次々とタクシーが止まり、ハイヒールが美しい女性たちが男性のエスコートで優雅に降り立つ。大きな花束を抱えた女性はパーティのはしごだろうか。通りの反対側では10代にしか見えない女の子たちが、くすくす笑いながら声をかけてくる男性たちをやりすごしている。

チャイナタウンでは新年の飾りを売っていた。どの国でも華人はマイペース
ポキプシー周辺の風景を眺めていると、ニューヨークということを忘れそうだ

短い滞在中、たくさんの人々を目にした。最新スポットを目ざとくチェックして歩く人びと、忙しげに働くビジネスマン、チャイナタウンやインド人街、そしてブルックリンで伝統文化をマイペースで守り続けている人々。その誰もがニューヨーカーだ。顔の色も服装も違う人びとだが、共通しているのはテンションが高めで元気で、笑顔が大きいこと。このまちは人の元気とパワーを最大限に引き出してくれる。と同時に、特にマンハッタンは人を疲れさせてしまう。

「日本人だと休日は温泉だけど、アメリカ人には馬なんだね、さすが西部劇の国。」訪れたローズランド牧場が週末やクリスマスシーズンは予約ですぐに満杯になる、という話を耳にしてそんな軽口をたたいてみたが、マンハッタンを1日2日歩いてみるとそんな気持ちにすんなり同感できる気がする。あの元気を保つには、穏やかな時間も必要だ。それは家族との食事かもしれないし、動物との触れ合いかもしれない。そんな豊かな時間を提供してくれる環境が、あれほどの規模で身近に楽しめるニューヨーク、そしてアメリカの豊かさに、少しうらやましさも覚えた。

(文・写真 山田静)

(更新日:2008年02月22日)

馬と接するときに気をつけることは何か、ご存じですか?
現地から、とっておきの情報をお伝えします

Presented by Mitsubishi Corporation

画面トップへ

※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。