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記者会見に続き、マット・ゴールドマン、クリス・ウインク、フィル・スタントンの3氏にインタビューした。
クリスそれはブルーマンを始めると決めてから試しにやったものだ。様々な場所でやったよ。ニューヨーク近代美術館では警備員がずっと我々の後を追いかけてきた。追い出すべきかそのままにしておくべきか悩んだようで、結局追い出されなかった。人々がブルーマンにどういった反応をするのか実験したかった。
クリス13歳から幼なじみなんだ、マットとは。
フィル1986年にNYに引っ越してきて、クリスと出会った。その時は3人ともウエイターとして働いていたよ。
クリス何の才能もなかったね。
フィルだから自分たちで楽器を作った。楽器を作ることに才能が無くても、自分たちで作れば演奏者としてトップになれるからね(笑)。
クリス才能が無いことが成功のカギだよ。ドラマーをやっていたよ。バンドに入って。
フィル僕は演劇。大学でも演劇について学んだし。
クリスマットはソフトウェアの会社で働いていたよ。僕は、大学ではアートを専攻したが、アーティストとは言えない。フィルに会った後、演劇の勉強も少しやった。色々なことに興味があったね。 フィルは大工仕事も得意で色々なものを作り出した。3カ月間、モノを作ってはパフォーマンスをしてという感じで。作ったものを置く場所がなくて家のリビングの家具を出して作業した。楽器はあったけれど家具はなかった。TVを見るのも楽器の上に座って見た。

クリス突発的なものだったよ。何の考えもなく「ブルー」を選んだ。「地球が青だったから」、と以前言ったことがあるけれど、そんなことは全く考えていなかった。もっと良い答えがあれば良かったね。
フィル人間性を表しているということで、「ブルー」が出てきたのかも知れないね。
フィルプログラムの中に「漫画喫茶」をフィーチャーしたものを入れる予定だよ。
クリスブルーマンはとても楽しいイベントなのですが、我々の現代社会を風刺している部分もある。自宅でインターネットを通してアバターやセカンドライフをする。それはそれで良いのですが、それよりももっとコミュニティ(グループ)として行動すべきではないか、ということを風刺的にからかいながら醸(かも)し出している。
クリス7月に行く予定です(笑)。研究はしているけれど、まだ行ったことがない。私たちは新しい漫画喫茶を想像している。椅子がトイレになっていて、食べ物、コーヒー、水はチューブを通して口の中に入る。動く必要が無い漫画喫茶を考えているので、楽しみにしてください。
クリスだから、そういう人たちのためにも、より便利にしてあげたいね。
マット東京のショーでは、テクノロジーをもっと盛り込んで提供するということです。どこに行っても、その場所に応じてショーは進化している。東京では、専用の劇場を作ってくれているので、テクノロジーのみならず、我々が必要としているものすべてを盛り込める。
クリス昨晩のプログラムを見てどの部分が一番受けると思いますか?

クリス観客をステージに連れてきて見せるというのは、日本では、あまり見られない?
クリス最初ブルーマンが出てくると、恐いな、奇妙だなという印象を受けると思うのですが、ショーが進む中で、変わっているけれど信用できるなという気持ちを与えていくことが重要なのです。
クリス1910年頃のボードビルを考えてみてください。テレビもなく映画もさほどない時代で、ボードビルを見に行く。ジャグラー(大道芸や曲芸をする人)がいたり、彼らが炎を出したりするのを初めて見たら、すごい、と思うでしょう。それを狙っている。アバンギャルドではなく、フレッシュなもの、みんなが楽しめるものを目標にしているのです。
クリス一つ一つの演技は観客なしではあり得ない。勝手にショーを作って見せるのではなく、観客を交えての作品が今のブルーマン。観客にどれだけ尊敬の念を持って、観客に奉仕する気持ちがあるのか伝わってくれれば良いね。我々はボードビルにとても近い存在です。単なる舞台芸術ではなく、観客を巻き込んだものです。
クリスその観客への尊敬の念というのは、観客の知性と時間の大切さ、人間性に対するものも盛り込まれている。

クリスリスクを取って見に来てください。後悔しませんから。
フィル行きましょう。(日本語で)
(文:どらく編集部・三橋有斗 写真:南しずか)
(更新日:2007年07月11日)
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