ブルーマンショーでは、音楽は欠かせない要素。ブルーマン自身が演奏するだけでなく、裏方として舞台の上で演奏をするバンドの人たちも重要だ。ショーの音楽を構成してきたトッド・パールムター氏とクリス・デイズ氏の2人に話を聞いた。
トッド&クリス10年くらいかな。
クリスそう、1998年のボストンでのショーからブルーマンに参加しているよ。
トッド私はクリスの2年前の96年から参加している。

トッド雰囲気としては原始的、古代的、古いドラムのスタイルをイメージして作った作品だ。関連はあるかも知れないが、直接和太鼓に影響を受けたかは分からないね。
トッド新しい曲を日本公演用に作ることは無い。バンドメンバーのオーディションを日本でもやるので、結果として日本的な要素が入ってくるかもしれない。昨晩のショーでマドンナを使ったシーンがあったが、それはお客さんが知っている曲を使って盛り上げようという意図があった。その部分に関して、何になるか分からないけれど、日本のお客さんがすぐ分かる曲を選ぶということは考えている。ブルーマンの音楽は世界中の色々なものから影響を受けている。いかに人間の根源に迫るインパクトがあるかということが大事。原則的にはベルリンでもメキシコでもブルーマンミュージックは同じものなんです。

トッド音楽は3人のブルーマンをサポートすることがメインだ。音の使い方としては、ブルーマンが何かをしている際のサポートや音響として、ブルーマンの演奏を直接伴奏することもあります。
クリスもちろんサポートするだけでなく、(ブルーマンは言葉を発しないので)音楽がストーリーを語っていくという積極的な立場もあるので、バランスは非常に重要だ。
トッドもちろん一つも見逃して欲しくないよ(笑)。しかしあえていうのであれば、ショーの終わり近くに、3人のブルーマンとバンドの2人がドラムを叩いて、同時にビデオを使って観客に何が起こっているのかを見せる場面だ。5人のドラマーの演奏に様々な映像と、色々なものがゴチャゴチャになっており、音楽的には大変面白い場面になる。
トッド2つの要素があると思う。ひとつは、オープニングのネオンサインを日本語で表示することで、盛り上がってショーに入り込んでもらうこと。一般的に、舞台演劇などの場合、ステージで起こっていることをお客さんが外から見ているという概念なのだろうが、ブルーマンは壁を取り払ってお客さんの中に入り込んでくるし、お客さんがステージの上に呼ばれて参加するということもあるので、そういう点で十分楽しんで、反応を得られると思う。

クリスブルーマンは他のシアターでは絶対に味わえない。ブルーマンは無垢な子どもの立場でものを見て、動いていく。大人になって、社会人として責任を持った人が、そういう場所で子供に返るように、フレッシュなものを見て、楽しむという体験ができるショーだ。そんな部分を楽しみに見にきてもらえれば良いね。

(文・どらく編集部 三橋有斗 写真:南しずか)
(更新日:2007年07月11日)
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