16歳の少女の妊娠を題材にした「JUNO/ジュノ」。新鮮でリアリティーあるセリフや、ヒロインが乗り移ったかのようなエレン・ペイジの熱演で、全米2千館以上の上映となる大人気に。今年のアカデミー賞では4部門にノミネートされ話題をさらった。6月14日(土)の全国公開に先駆け、主演のエレン・ペイジが来日し、記者会見を開いた。エレンと同年齢の女優・石原さとみも応援に駆けつけ、互いの演技や才能を評価しあった。

エレン:皆さんこんにちは。来日は2度目で、とにかく楽しい時間を過ごしています。日本食は大好きなのでお食事もおいしくいただきましたし、原宿、渋谷などを散策して、本当にすてきな時間を過ごしています。
司会者:本作は、なぜこれほどまでに世界中の多くの人々の心をつかみ、大ヒットに結び付いたのでしょうか?
エレン:今回の作品は、とにかく今まで読んだどの脚本よりも素晴らしいという点と、面白いという点の両方で、多くの人たちに訴えるものがあったんだと思います。笑って楽しい時間も過ごせるけど、感動的でもあるというところが良かったのだと思います。
司会者:16歳の妊娠というテーマを、どんな形でとらえてこの役に取り組まれましたか?
エレン:キャラクターに共感できる部分や、十分にこの役を理解するということが、最優先されるところだと思います。そして、ジュノは非常に行動的で元気で、ちょっと生意気な部分があったり、知的な部分もあったりするので、そのバランスを大切にしました。妊娠については、いろいろな本を読んで勉強しました。
司会者:アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた時の喜びや感想を教えて下さい。
エレン:ノミネートされた瞬間は、非現実的な感じでした。ノミネートされたほかの方々は私が尊敬する偉大な女優さんばかりだったので、とても謙虚な気持ちになりました。
司会者:ノミネートされたことで世界的に注目されるようになりましたが、人生で変わった点はありますか?
エレン:私自身は今までと同じなんですけど、一番変わったところといえば、仕事として色んな意味でオファーが増えて選択肢が増えたということ。そして、家を出てから「エレン・ペイジだ」「ジュノだ」と人々に気付かれてしまうことでしょうか。でも、そういうことも仕事の一部だと考えるようにしています。
司会者:日本ではどんなお客様に見ていただきたいと思いますか?
エレン:アメリカでは、若い女性はもちろんご年配の方も見ていただいたほか、車の中でサントラも聞いてくれました。日本でも性別や年齢に関係なく、たくさんのお客様に見て頂きたいです。
司会者:エレン・ペイジさんと同い年の石原さとみさんが応援でかけつけてくれました。お互いにお会いしていかがですか?
石原:すごく緊張しています。アカデミー賞の授賞式がオンエアされていたのを見ていたんですけど、同じ21歳の女性が世界一の最高の舞台に参加しているのを見て、「すごいなあ」と思いました。でも今日こういう形でお会いできて本当にうれしいです。
エレン:応援に来てくださって本当にありがとうございます。うれしいです。
司会者:作品を見てどんな感想を持ちましたか?
石原:劇中ではエレン・ペイジさんだけを見ていました。そして、うそがなくまっすぐ目を合わせるジュノを本当に大好きになりました。一番印象に残ったのは、様々な経験を通していろんな感情にぶつかっていくんですが、自分の中にある気持ちを抑えようとするエレンさんの表情です。私もこんなお芝居をしたいと思いました。もし日本でリメークされることがあれば、ぜひやりたいです。
エレン:才能あふれる方だと思いますので、楽にできると思いますよ。
司会者:これからは、どんな風にお仕事をしていきたいと考えていますか?
エレン:これから先も女優という仕事を続けて、良くできた脚本に巡り合って、色んなキャラクターにチャレンジしていきたいと思います。「JUNO」が成功したおかげで、かなり選択肢が増えたので、とてもありがたく思っています。
司会者:石原さんはいかがですか?
石原:はい、私もぜひこのような作品と出合いたいと思いますし、もっと自分自身を磨いて、いろんなことに挑戦できる女優になりたいと思います。そしていつか、エレン・ペイジさんとお仕事したいな、と思います。

(更新日:2008年06月04日)
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