日本でのヒット作「B型の彼氏」から2年。イ・ドンゴンがさらに魅力的になってスクリーンに戻ってきた。今回の主演作は「今、愛する人と暮らしていますか?」。2組の夫婦の偶然の出会いから、4人の男女が繰り広げる熱く切ない「クロス・スキャンダル」のラブストーリー。日本の韓流ファンの間ではすでに「今、愛」と略されている。韓国では最近不倫をテーマをした作品が多いが、本作品も間違いなくその一つだ。

小雨が降る5月25日(日)、TOHOシネマズ六本木ヒルズのモーニングロードショーにて、イ・ドンゴン単独舞台あいさつが行われた。ファンの歓声とカメラのフラッシュに囲まれ、濃いめのジーンズとグレーのジャケットを着こなした長身の彼が颯爽(さっそう)と登場。本作品への思いを述べた。
今回出演の決め手となったのは、大人の作品への第一歩であり、日頃尊敬しているオム・ジョンファ、パク・ヨンウ、ハン・チェヨンが共演者であったことも加え、不倫という独特なシチュエーションではあるものの愛を素直に描けていると感じたからだと言う。
演じてみて自分と違う点については、彼が演じるパク・ヨンジュンが冷徹なワーカホリックであったため、「そのような対話も夫婦生活もない、自分勝手な(パク・ヨンジュンのような)夫にはなりたくない」と断言した。また、愛についての質問には、「愛とは常に努力し続けなければならないものであり、(この作品のように)結婚をしてしまえばその愛は完成し、努力しないでいいというのは錯覚だ。ぜひ、みなさんも結婚してちょっとだめだから他の人に変えようというのではなく、そのまま努力して今の愛を着実に実らせていって欲しい」と語り、彼が今まで恋愛で学んだことや、彼自身の結婚観もかいま見ることができた。


話は韓国でも話題となった過激なラブシーンへも及ぶ。相手のカップルよりもより刺激的にセクシーに演じようと思ったイ・ドンゴンは、一度釜山で撮影したものの、納得がいかずにソウルで再度撮りなおしたとのこと。今回そのソウルでのシーンが収められているそうで、観客席からは自然と拍手がわき起こった。辛かったシーンは、寒い冬の中、湖に飛び込んだ場面だったが、本番ではカット。寒くて辛い、実際見ても(カットされて)辛いシーンだと語り、会場の笑いを誘った。
今年、イ・ドンゴンは日本で歌手としてもデビューした。6月25日は日本で初のアルバム『My Biography』が発売される予定だ。「映画は役になりかわり誰かを表現するが、音楽は自分の素直な感情を出していくこと」と語った。映画のエンディングでは、彼によるフレンチフォークソング『LOVE NOW』が流れる。役のパク・ヨンジュンではなく、イ・ドンゴンとしての甘く切ない感情がわかることだろう。

「今、愛する人と暮らしていますか?」
ハプニングか、運命か? 偶然にもパートナー以外の相手を愛してしまった2組の夫婦。ところが、伴侶への背信行為による罪悪感に苦悩する4人は知らなかった。それぞれの伴侶も浮気をしていること。しかも、その相手が自身の浮気相手のパートナーであるという驚くべき真実を……。
結婚生活の3年間、胸をときめかせたことがなかった建設会社の若き副社長ヨンジュン。彼と結婚し、物に満たされるだけの孤独な生活に自身を納得させて暮らしてきた照明デザイナー、ソヨ。どこかかげりのあるソヨに妻とは正反対の魅力を感じるホテルマン、ミンジェ。ミンジェの愛を信じながらも、クールでぶっきら棒なヨンジュンにひかれていくファッションアドバイザーのユナ。彼ら2組の夫婦が織りなす、交錯した愛をロマンチックかつスタイリッシュに描く。
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて公開中
(文:伊藤恭子)
(2008年5月26日)
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