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OKI 125th Anniversary アントニオ・ガデス舞踊団 ステージなび 編集部イチオシ!

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スペインが生んだ偉大な舞踊家・振付家、アントニオ・ガデスはかつて自らの舞踊団を結成し、数々の傑作により、世界中でガデス旋風を巻き起こし、2004年に他界した。彼が残した作品はフラメンコ、スペイン舞踊というジャンルを超えた舞台芸術として世界中で絶賛され(一部、映画化もされた)てきたが、今後も不滅の傑作として輝き続けるだろう。

ガデスの遺志によって再結成された舞踊団は、故ガデスの相手役として主役を踊ってきたステラ・アラウソが芸術監督を務め、ガデス役の後任にはスペイン舞踊界のトップスター、アドリアン・ガリアが指名された。2005年から活動を再開した舞踊団はヨーロッパ・ツアーで絶賛の嵐。今、舞踊団はまさに第2の黄金時代を迎えている。

プログラムA 「カルメン」(原作:プロスペル・メリメ)

世界中で、そして日本で絶賛!
ガデス不朽の名作

ガデスの舞台版「カルメン」は彼が主役を演じた映画「カルメン」(カルロス・サウラ監督/カンヌ映画祭最優秀芸術貢献賞)とは発想が異なっている。情熱的なジプシー女カルメンをめぐって竜騎兵隊の伍長ドン・ホセと闘牛士エスカミーリョとが繰り広げる物語は息をもつかせぬ迫力で一気にクライマックスへと登りつめる。光りと影とは巧みに扱われ、生のフラメンコ・ギターと歌、ビゼーのオペラ「カルメン」の音楽が、静寂と対比される。

この、普遍的で不滅のドラマは本質的なテーマに満ちているので、何度見ても新鮮である。フラメンコを超えて世界中の舞踊、演劇、映画など様々な分野に衝撃を与え続けてきた。

プログラムB 「血の婚礼」(原作:フェデリコ・ガルシア・ロルカ)

ガデスの名を歴史に残した記念碑的作品

スペインの天才詩人・劇作家フェデリコ・ガルシア・ロルカはガデスが生まれた年に、若くしてファシストによって暗殺された。「血の婚礼」はロルカの3大悲劇の一つで、宿命的な愛と死がテーマである。カルロス・サウラ監督によって映画化され、以後サウラとの共同作業により「カルメン」、「恋は魔術師」へと続く。

妻も赤ん坊もある男レオナルドは、かつて愛した娘がどうしても忘れられない。その娘が花嫁になると知った男は婚礼の席から彼女を誘い出して一緒に逃げる。それを追ってくる新郎との決闘。ガデスは極限まで無駄を省き、解りやすく、また絵画のように美しい「能」のような世界を作り上げた。作品の完成までに10年以上を要している。

最後の見せ場、緊張の極みとも言える決闘のシーンはスローモーションで演じられる。音楽は「カルメン」にも増してスペイン色が濃厚で素晴らしい。

プログラムB 「フラメンコ組曲」

フラメンコは観るべからず、ただ感ずべし。

フラメンコに浸ろうと思ったらストーリーは要らない。踊り、歌、ギターを、ただ心を開いて受け止めればよい。ここにはソレア、ファルーカ、サパテアード、セギリージャなど、フラメンコの代表的な形式が揃っている。しかも精鋭のガデス舞踊団で堪能できるのだから、贅沢である。「血の婚礼」との2本立てが日本に来るのは2回目、20年ぶりとなる。

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