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ステージなび

音楽劇 三文オペラ ステージなび 編集部イチオシ!

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ブレヒトの名作が現代社会を映し出す斬新な舞台としてよみがえる
音楽劇 三文オペラ

開場10周年を迎えた世田谷パブリックシアターに名作「三文オペラ」が登場する。ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトが生み出した音楽劇がいかによみがえるのか。演出の白井晃さんと主役のメッキーを演じる吉田栄作さんが、その意欲を語ってくれた。

資本主義の矛盾が露骨に現れた現代にこそ必要な作品

白井初演から80年近くたってますが、ブレヒトが風刺した資本主義社会の矛盾が、当時以上に露骨に現れている今こそ、この「三文オペラ」をやるべきだと思うんですね。

吉田白井さんの思いをお聞きして、僕もぜひこの「白井丸」に乗って一緒に航海したいと思いました。常に何かメッセージのあるものを表現していたいタチでもあるので(笑い)。

白井演劇に求められることがエンターテインメント中心になっているなかで、ダイレクトなメッセージを打ち出すのは冒険だと思います。しかも今回は、現代のアジアのどこかの街をイメージして描こうとしてますから。でも現代の世界を映し出すことこそ、今改めて演劇に必要とされてることだと思いますし、吉田さんは冒険を恐れない方なので、稽古(けいこ)もいろんな実験ができるんじゃないかと楽しみなんです。

物語と融合した音楽を生かし本質をとらえた演劇に挑む

吉田稽古は、何度も何度も練習して弱いところを強化していくようなもの。僕のなかのアスリートの血が騒ぐんですね。

白井今回の非常に難しい曲を見事に歌われてましたが、そういうことだったんですね。

吉田音楽劇は初めてですが、歌が自分の血となり肉となったときには、すばらしいものになるんじゃないかと勝手に予感してます。

白井ブレヒトが「脱オペラ」と言ったように、これはせりふから急に歌になるという恥ずかしさもなく、物語と融合しながら音楽は音楽としてありますしね。ただ、その作品をすてきな古典として、そのままお見せするのではなく、今の日本でこの作品の本質をとらえたらこうなるというもの提示したいと思ってますので。

吉田はい。白井さんにはいろんな意味でぶっ壊していただくことを期待してます!

※撮影=二石トモキ

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