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ステージなび

Celtic Woman 〜ケルティック・ウーマン〜 A NEW JOURNEY

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澄み渡る奇跡の歌声。アイルランドの宝石が舞い降りる

世界中で愛されるアイルランド発祥の伝統的歌曲を、この上なく美しくよみがえらせるユニット。

透き通る歌声と、感情豊かなバイオリン演奏を聴かせるアイルランド出身の5人の女性(4人の女性ボーカリスト:クロエ、リサ、メイヴ、オーラ。バイオリニスト<フィドラー>:マレード)。それぞれがソリストとしても活躍し、個性的なスタイルを持つ彼女たちの才能が集結した。

そこに、かつてリバーダンスのミュージカル・ディレクターも手がけた経歴を持つ、デビッド・ダウンズ(ミュージカル・ディレクター、指揮者、作曲家、アレンジャー)が音楽監督を務めている。

2006年2月(米国発売2005年3月)に発売された1stCD&DVD「ケルティック・ウーマン」は、トラディショナルをはじめ、「ダニー・ボーイ」「アヴェ・マリア」といった時を越えて愛され続けるクラシック・ナンバーや、エンヤの「オリノコ・フロウ」、クラナドの「ハリーズ・ゲームのテーマ」、感動を届けた「ユー・レイズ・ミー・アップ」など広く愛されている名曲の数々を、全く新しいテイストで歌いあげている。

この作品は全米ワールド・ミュージック・チャートを80週以上も1位を独走し、約100万枚のセールスを記録。続くクリスマス・アルバム「クリスマス・セレブレーション」もチャートの1位を奪い、全米のチャートを席巻した。2ndCD&DVD「ニュー・ジャーニー〜新しい旅立ち〜」では、更に壮大なスケールで音世界と映像世界が繰り広げられており、新たなケルティック・ウーマンの旅がはじまった。

最新ライブレポート  @ラジオシティ・ミュージックホール

アイルランド出身の5人の才能豊かな女性達、ケルティック・ウーマンの2007年アメリカツアーは、新メンバーのヘイリーが加わって初となるツアーで、2月14日のタンパ(フロリダ)から、5月23日のデンバー(コロラド)まで続いた。このツアーのハイライトとも言えるのが、セント・パトリックス・デイにニューヨークで開催されたショー。

豪華なアール・デコの内装でも有名な、6千席もの座席数を誇るラジオ・シティ・ミュージック・ホールに、マジックをもたらした美しい天使達。雪という悪天候に関わらず、4階まで続く席は満席で、ミュージック・ディレクターのデビッド・ダウンズの挨拶(あいさつ)の後、真っ白な衣装のフィドルをもったマレードが、ステージの真ん中から登場しショーがスタート。その後、同じく白の衣装の4人(この日はメイヴはお休み)の歌姫が順に登場し、2ndアルバムの1曲目にも入っている「空と夜明けと太陽」を圧倒的な美しいコーラスで披露。その後はそれぞれのソロで、彼女達の高い歌唱力を存分に堪能できた。リサは、安定した声で、エンヤなどの伝統的なアイリッシュのポップソングを披露し、フィドル奏者のマレードは、足をあげ、長いスカートを振り乱し、ステージを飛び回りながらも一寸の狂いもない、スリリングな演奏と笑顔がとてもチャーミング。そして、新しく加わったニュージーランドの歌姫ヘイリーが登場。コーラス隊を後ろに従え、賛美歌のような、透き通るような美しい歌声とハーモニーは、さすがニュージーランド出身の歌姫。日本でも「白い巨塔」の主題歌に彼女の「アメイジング・グレイス」が選ばれたことでも有名だが、クラシックから歌謡曲まで、なんでも器用に歌いこなせるのは、まさに天使の声ともいえる。次に登場したクロエは、セリーヌ・ディオン「ザ・プレイヤー」をしっとりと歌い上げ、ハープ奏者でもあるオーラは、小刻みなリズムを取りながら「ニューグレンジ」を披露。ショーは、ソロ、デュオ、カルテット、フィドルのソロなど、形態を変えながら、それぞれの個性を生かしたステージ構成で、表現力と歌唱力は圧巻。しっとりと歌い上げる歌姫と、ぴょんぴょんはねながらフィドルを演奏するマレードのステージは、対照的だが良いバランスになっており、さすがと感心させられる。全員で、オズの魔法使いの主題歌「虹の彼方に」をアカペラで歌った時は、ため息の出るような美しいハーモニーに思わず感嘆の声も聞こえた。

後半は、2人の男性が伝統楽器のバウロンを叩きながら登場し、たて笛、コーラス隊に続き、ゴールドの衣装のヘイリー、パープルのドレスのオーラ、青のドレスのクロエに、セント・パトリックス・デイを意識してか、鮮やかな緑のドレスのリサ、そして、ピンク、オレンジ、青、紫など色使いが素敵なドレスのマレードが登場し、ステージは色とりどりに。それぞれのソロの後、リサ、ヘイリー、オーラが、衣装をお揃いのゴールドとピンクのドレスに着替え、男性ダンサーとのミュージカル仕立てのダンスと歌を披露したり、マレード(フィドル)とバウロンとの掛け合いの民族音楽があったり、まるで本物のミュージカルを見ているように、バラエティの飛んだ構成にわくわくさせられた。終盤に差し掛かると、観客のスタンディング・オベーションが止まらず、ほとんどの人が総立ちに。ラスト曲の「シング・アウト」の途中でクロエが、“Thank you! you are wonderful audience!”とお礼を述べると、コーラス隊からメンバーに花束が贈られ、拍手が鳴り止まないまま、2時間強のショーは幕を閉じた。終わった後も、なかなか席を離れず、感動を述べ合ったりする人も多かった。美しいボーカル・ハーモニーと、飛び跳ねるフィドルの音は、アイリッシュの記念日、セント・パトリックス・デイの夜にふさわしく、ずっと観客の耳に響いたことだろう。

by Yoko Sawai (Contact Records)

秋にぴったりの豪華で幻想的なステージをお見逃しなく!

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