ユーミンソング・ミュージカル「ガールフレンズ」は、世界に例を見ない画期的なミュージカル! いっさいのセリフを加えず、ユーミンの楽曲だけでつづられた恋と友情のミュージカルです。
これまで、欧米にはABBAの歌だけで作られた「マンマミーア」やビリー・ジョエルの曲だけで作られた「ムービング・アウト」、ジェリー・リーバー&マイク・ストーラーの曲だけで作られた「スモーキー・ジョーズ・カフェ」など、既存のヒット曲だけで作られたミュージカルがたくさんありました。しかし、それらのミュージカルは、いずれも歌以外に「セリフ」があるものや、物語性がないものがほとんどでした。今作のように、一切セリフを加えずに30曲を超えるユーミンソングだけで長い物語を語ったミュージカルというのは前例がありません。詩に特別な物語性を持つ、松任谷由実の楽曲だからこそ完成した、他に類をみないミュージカル作品です。
詩の世界観を表現するため、セットは極力シンプルに抽象的にし、舞台の正面には歌の歌詞をスライド投影します。
セットをあえてシンプルにすることで歌詞の魅力を最大限に引き出し、物語性を高めました。歌詞と物語が一分のすきもなく、ぴったりとシンクロした新しい舞台、それがユーミンソング・ミュージカル「ガールフレンズ」なのです。

――まずは新作「男歌〜cover song collection〜」の制作背景について教えてください。

世の中では島谷ひとみ=カバー曲、というイメージが強いと思います。実際にヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」やジャネット・ジャクソンのカバー「パピヨン〜papillon〜」で有名にしてもらったし、自分の名刺代わりだと思っています。でも、これだけカバー曲を歌っているのに、意外とカバーアルバムを出していないことに気付き、今回リリースすることになりました。これまでのアルバムはプロデューサーの方や、色々な方面からいただく意見を元に制作していたんですが、今回のカバーアルバムは選曲も含め、かなり自分の希望を反映させた内容になっています。30年前くらいまでをめどに、ある程度自分も知っている曲を中心に選曲しました。
また、今年は上京10年目。ミュージカル初出演やロックナンバーリリース、鈴木雅之さんとのデュエットなど、色々新しいことに出あえました。そんな節目の年に、今の自分を世に広めてくれたカバーソングを通じて、自分自身を振り返ってみたかったという気持ちもあります。
――男性歌手のヒット曲に限定した理由は?
もともと男性の曲としてヒットした「亜麻色の髪の乙女」で島谷ひとみというアーティストを知ってもらえたので、男性によるラブソングだけのカバーアルバムを作りたかった。男性の描く女性像ってすごくきれいで、歌っていてきゅんとするものばかりです。
――島谷さんはクラシックとのコラボレーションやロックナンバーへの挑戦など常に新しい試みに積極的ですが、一方で今回の新作や今回出演する「ユーミンソング・ミュージカルガールフレンズ」のように、かつての曲に挑戦することに熱心ですね。その思い入れの源は?若い人にも昔の良い曲を知ってほしいという気持ちからでしょうか?
昔光をはなった、人々の胸に響いた曲を再び歌えるのは素敵(すてき)なことです。「島谷ひとみ」らしさを出しつつ、そういった素晴らしい曲を歌っていきたいと思っています。
今の若い世代の人々にとっても、昔のレトロなメロディーラインや歌の雰囲気って、かえっておしゃれに聞こえるのではないでしょうか。リアルタイム世代とはまた違ったとらえ方で、新鮮な感覚で聴いてもらいたいですね。
――今回の「ユーミンソング・ミュージカルガールフレンズ」は、ユーミンの楽曲と青春をともにした40〜50代の人にとっては、まさに名曲ぞろいの内容です。島谷さん自身、ユーミンの歌をどのようにとらえてらっしゃいますか?
松任谷さんの曲はどれも、詞の世界が本当に豊かで素晴らしいですね。聴く人は、歌詞に登場する主人公を自分に置き換えて、普段うまく表現できない繊細な気持ちを、その曲によって代弁してもらっているような気分になれるんだと思います。
――今回のミュージカルではせりふが一切なく、楽曲をつなげてストーリーが進行していく異色の設定ですね。
松任谷さんの曲だけで物語や感情を表現していけるのは、まさにそうした豊かな歌詞世界あってこそだと思います。ノンストップなので、通常のミュージカルやドラマのせりふのように自分なりの「間」や「ため」を作れないところが大変難しいのですが、それだけにやりがいもあると感じています。
――松任谷由実さんのように、歌手ご本人の声や個性が非常にはっきりしていて、世代を超えて聴く人の中にすでに強烈なイメージが根付いているようなアーティストの曲を歌うということに対しては、どういう気持ちで取り組もうと考えていますか?
確かにそういった方の名曲というのは難しいし、どうしても警戒してしまいがちです。でも、難しいと思っていた曲ほど、実は歌ってみると新たな発見があり、素晴らしい出会いになることが多いんです。それは聴く人にとっても同じではないでしょうか。だからあまり気負わず、私らしく自然な気持ちで歌おうと思っています。
――歌を通じて、今回の「裕子」という役をどのように演じられますか?
カバーソングを歌うときは自分らしさも大切にしますが、今回は舞台で役柄を演じる要素も入るので、皆さんが普段イメージするようないわゆる「島谷ひとみ」のままで出ようとは思っていません。今回演じる「裕子」という役は非常にアグレッシブで、人生を自ら切り開いていく性格です。本来の自分自身とは少し違う部分もあるので、役作りもまだまだ詰めていかなければなりませんけれども、最終的に歌や「裕子」という人物を通じて、見る人の心が温かくなってくれたら最高だと思います。
――最後に、ミュージカルをご覧になる方々に島谷さんからメッセージをお願いします。
この物語は、女性の繊細な心情を松任谷さんが放つ「言葉の魔法」や、そのメロディーで表現しつくした「女性の味方の舞台」です。だからたくさんの色々な世代の女性に見てもらいたいし、男性にも女性の気持ちを知るために、ぜひ見てもらいたいと思っています。また舞台という性格上、声だけでなく私の「眼」でも、その魅力を表現していけたらうれしいです。ぜひ劇場にいらしてください。
真理子役(Wキャスト) |
裕子役(Wキャスト) |
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鈴木蘭々 | 堀内敬子 |
島谷ひとみ |
池田有希子 |
| 作詞・作曲 | 松任谷由実 |
|---|---|
| 作・演出 | 馬場康夫 |
| 音楽監督 | 武部聡志 |
| 音楽 スーパーバイザー |
松任谷正隆 |
| キャスト | 鈴木蘭々、島谷ひとみ、堀内敬子、池田有希子、加治将樹(D-BOYS)、中村昌也(D-BOYS)他 |
| 企画・原案 | ホイチョイ・プロダクションズ |
| 制作 | 電通/オン・タイム |
| 制作協力 | 雲母社 |
| 公式サイト | http://girlfriends.jp/ |
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