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ステージなび

ザルツブルク音楽祭制作オペラ「フィガロの結婚」

欧州オペラ界の最先端をゆく「フィガロの結婚」
ザルツブルク音楽祭制作の日本公演がついに実現

PHOTO: Monika Rittershaus

世界の音楽祭の頂点に輝くザルツブルク音楽祭制作による初の日本公演が、今春、いよいよ実現する。演目は、モーツァルトの最高傑作にしてオペラ史上不朽の名作「フィガロの結婚」。オペラ界の鬼才クラウス・グート演出よる現代の最先端をゆく洗練された舞台が誕生する。人間の深層心理を描き、ダ・ポンテとモーツァルトが表現する群像劇の神髄に迫る舞台が、2006年のモーツァルト・イヤーで最も話題となった作品だ。まさに21世紀を切り開く衝撃のオペラ「フィガロの結婚」と、呼ぶにふさわしいザルツブルク音楽祭の世界が再現される。

日本公演では、音楽祭の総監督兼芸術監督であり、欧州オペラ界の巨匠ユルゲン・フリムが選出したアレックス・エスポジート、ジェニファー・オローリンら21世紀のザルツブルク音楽祭を担う歌手陣たちが出演。そして、現在、「第2のラトル」と評される天才指揮者ロビン・ティチアーティと、世界最高峰の古楽オーケストラ、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団がモーツァルトの時代のオリジナルサウンドを奏でる。

モーツァルトはいわゆるオペラを生涯で21曲作ったが、この「フィガロの結婚」と「ドン・ジョバンニ」、そして「魔笛」の三つは、特に彼のオペラの三大傑作といわれ、今なお全世界で盛んに上演され、いささかもその若々しさを失っていない。初演は1786年ウィーンのブルク劇場で行われた。内容は封建貴族に仕える家臣フィガロの結婚式をめぐる事件を通じて貴族を痛烈に批判したもので、ウィーンよりもむしろ当時オーストリア領だったプラハで大ヒットした。

今回の日本ツアーはザルツブルク音楽祭との共同制作で実現したものであり、2007年ザルツブルク音楽祭で初演されたものである。ドイツ人演出家のクラウス・グートは、ザルツブルク音楽祭などの大きなプロジェクトに早くから参加しており、古典作品から現代作品までレパートリーとしている。03年、「さまよえるオランダ人」の演出でバイロイト音楽祭にデビュー。05年にはウィーン祝祭週間で初めてアーノンクールと共演し、06年のザルツブルク音楽祭「フィガロの結婚」でも両者の共演が行われた。

指揮のロビン・ティチアーティはロンドン生まれ。バイオリン、ピアノなどを学んだ後、15歳から指揮に転向、コリン・デイビスとサイモン・ラトルに師事した。05年には最年少の指揮者としてスカラ・フィルにデビュー。06年夏のザルツブルクのモーツァルト劇音楽「シピオーネの夢」で、この音楽祭最年少の指揮者デビューとなる。07年1月のツアーからグラインドボーンの音楽監督に就任し、同年5月に同制作「コジ・ファン・トゥッテ」で指揮デビューした。エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団(OAE)は、そのユニークな能力と音楽創(づく)りの先駆的な精神によって、オリジナル楽器の演奏を通じて作曲時の意図を聴取できる歴史的臨場体験を演奏者と聴衆が、同様に経験できるコンサートを実現していることで世界的な名声を博している。

ザルツブルク音楽祭制作オペラ 「フィガロの結婚」東京公演

2008年4月24日(木)・25日(金)東京文化会館

会場 東京文化会館(JR上野駅公園口より徒歩1分) 地図
日時・開演時間 2008年4月24日(水)・25日(金)/ 18:00開演
チケット S¥48,000 / A¥42,000 / B¥36,000 / C¥28,000 / D¥19,000(売り切れ) / E¥10,000(売り切れ)
予約・お問い合せ ザルツブルグ音楽祭日本公演事務局(東京グランドクラシックス) 0120-86-9649
主催 (財)朝日新聞文化財団 大阪国際フェスティバル協会 朝日新聞社
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