鍛え抜かれた体がくり出すハイレベルなダンス、圧倒的なボーカル。さらに舞台上で生バンドが奏でるスウィングジャズの洪水。日本中に興奮の渦を巻き起こしたブロードウェーミュージカル「スウィング!」が、この夏帰ってくる!

2002年来日時には完売公演が続出し、海外ミュージカル公演のメガヒット記録を樹立したブロードウェーミュージカル「スウィング!」。その魅力は、なんといっても「誰もが楽しめる」エンターテインメントであること。「スウィング!」は、タイトルそのままに、スウィングなジャズとダンスとボーカルとで綴(つづ)るレビュー形式のショー。団塊世代以上には青春を思い出させるデューク・エリントンやグレン・ミラーらの名曲ジャズ約40曲にのせて、踊りまくり、歌いまくりのノンストップ2時間のショーを展開する。ストーリーはなし。来日ものミュージカル観劇時に煩わしい字幕を、気にしないで楽しめるのもうれしい。

さて、初演時にも話題となったのが「スウィング!」出演者のレベルの高さ。日本人には決してまねできないアクロバティックなダンス、迫力のボーカルが強烈なエネルギーとなって客席に押し寄せる。その勢いは、まさにアメリカンエナジーそのもの。中でもダンサー、歌手、バンドがひとつとなって観客に迫るフィナーレ「シング・シング・シング」は圧巻。

特筆すべきは、今回の「スウィング!」が日本公演のためだけに立ち上げるスペシャルカンパニーであるということ。「スウィング!」の魅力を最大限に引き出す「最初で最後の先鋭キャスト版」として、ブロードウェーのプロデューサー自らがキャスティングにあたっているというから期待大。ブロードウェーも嫉妬(しっと)するドリームキャストが見られるとあっては、この夏の絶対見逃せない観劇リストに加えたい。

最後に最新情報をひとつ。前回の「スウィング!」で人気を博したダンサー、マーク・エクステインとアデアラーニ・マリアのカップルの出演が決定! マークは世界大会のタイトルを何度も獲得しているスウィングダンス界のカリスマ。ベビーフェイスに驚異の身体能力を兼ね備えた日系3世のマリアとのコンビネーションが今から楽しみだ。
王道でありながら新鮮な演出で、ブロードウェー、そして日本に衝撃を与えたミュージカル「スウィング!」。近年、来日もののミュージカルが乱立するなか、今もってどのカテゴリーにも属さない、至福のエンターテインメント「スウィング!」の満を持しての再来日。難しいことは一切なし、何も考えずに見に来ればOK。それだけで誰もがすっきり、楽しかった、と劇場を後にすることのできる、一押しのエンターテインメントだ。

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