ファッション、音楽、アイドル、何でもそうですけれど、人がそれらに求める、根っこの部分にあるものは結局、どんな時代にあっても変わらないんだな、ということに気づかされた。80年代、僕が携わっていた「おニャン子クラブ」は、お寿司でいえば奇をてらったカリフォルニアロールのようなもので、その時代には合っていた。いま、カリフォルニアロールは流行らないとしても、でも、寿司は残る。いまという時代に、新たに握ったのが「AKB48」だったわけで。形を変えても、アイドルを人は求めている。そう確信できたプロジェクトでしたね。
初めて趣味と呼べるものに出合いました。僕は陶芸家になるために生まれてきたのでは、と思うほど、のめりこみましたね。年を重ねてくると、たいていのことは経験済みになって、いわゆる初めてがどんどんなくなっていく。だからこそ、意識して自分で探し求めていかなければ。僕の場合、そのひとつが陶芸だったわけです。
趣味というものが、自分の新たな可能性を導き出してくれるものなんだと、陶芸が教えてくれた。だから、本当に何でもやってみないとわからないんですよ。
幸せというのは、自己満足の連続だと思うんです。その瞬間はキープできない。欲しかった洋服も手に入れた途端、当たり前になってしまうように。幸せであり続けるため、自己満足できる瞬間をつくり出すうえでも趣味は非常に有効だと実感しました。
本当にもったいない。過去の事例にとらわれすぎるのがよくない。極端な例かもしれないですが、アイドル募集の告知を出す際、必ず年齢制限を設けるのですが、僕はその枠をそろそろはずそうよと言っているんです。別に40歳のアイドルがいてもいいじゃないですか。過去に例がないからこそ、僕はワクワクしてしかたないんですけれど。自分自身対しても同じです。僕なんて、まだまだ何かあるんじゃないかって、死ぬまで思っていたい。
それが冒頭から言う好奇心なわけです。僕は、年をとればとるほど偏屈でいいと思っているんです。人から、なんで、あんなのがいいんだろう?と理解されなくても平気。自分だけの良いものを見つけたもん勝ちだと思っています。僕はこれから先、ますますやりたいことしかやらなくなると思います。すべての人がもっと、自身の好奇心を信じたらいいんです。きっと今まで以上に人生を楽しめるようになる。
10年前の僕だったら、足を踏み入れなかったと思うのですが、娘が生まれ、教育に興味を持ったのがきっかけです。いろいろな教育に関する本を読んだのですが実情がよくわからない。だったら自分がその現場へ入ってしまおうと。ところが、大学にいると、タイムマシンに乗って学生時代の自分に会っているような気がして、面白くなっています。僕自身、現場ですべてを学んできた人間なので、学生たちにもより多くの現場を体験させてあげたいと思っているところです。

自分の可能性に対しての投資が一番大きいと思います。自分がやりたいことに対してはまったくリスクを考えず、今までのことを差し引きゼロにしてでもやってきましたから。
すべての人。100人いれば、100通りのこだわりがありますから。ただ、理解できないのは、年を重ねて偉くなった途端、他人に対してぞんざいな口の聞き方をするオジサン。彼ら流のこだわりなのかもしれませんが、理解できないですね。
ダイレクトに影響を受けた本というのはないですね。本というのは、サプリメントのようなもの。栄養があることは知っているけれど、飲めばすぐに効くというものでもない。自然に無意識のうちに蓄積されて、それが自身の糧になり、アイデアの源泉に息づいてきます。したがって、一冊だけ取り上げるのは難しいですね。
※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。