自分の予想外のことが起きるのが楽しくてたまらないんです。だから興味のなかった分野でも、自分のアンテナにひっかかったものには首を突っ込んでみよう、と。頭で考えているだけだと、イメージの外へ絶対に出られない。アクションを起こしてこそ初めて見えてくるものがあるし、自分らしさも出てくる気がするから。
イギリス留学中に、医療現場で実際にどんなふうにアロマテラピーが採り入れられているか、補完医療としてどう活用されているかを知りたくて、何カ所も取材したんです。取材を通して多くの出会いを積み重ねていくと、もっともっと奥深い何かが待ち受けていて、新たな出会いがまた生み出されていく。そんなワクワク感の連鎖反応が好きなんです。実際、アロマの取材は予期せぬ出来事の連続で、楽しくて仕方ありませんでした。
まずはアクション。常にそう思えるようになったのは、テレビ局を辞めたことが教訓として生きているのかもしれません。自分で決めるというのはとても孤独だったけれど、そのとき初めて自分の足で歩き始めた気がするし、あそこで一歩踏み出したからこそ、こんなに世界が広がったわけだから。
衝動、かな。自分の内側から沸き上がってくる衝動を結構信じています。衝動が強いときは自分でも驚くほどの勢いで、そこに向かって走っています。
日々忙しく生きていると感受性が鈍って、心動かされることすらうっかり忘れそうになったり、大切な出会いかもしれないのに見過ごしてしまったり。それが嫌なんだと思う。何より、理屈抜きで心がざわついた瞬間が好きなんだとも思う。「なんかくるぞ!」ってね、ときめくのがうれしい。
30代は楽しみですが、将来のことはあまり考えないんです。今日という日を将来のことを考えて過ごすのではなく、今日という日に夢中になって思いを注ぐうちに、気づいたらそれが明日、あさってにつながっていた、という感覚のほうがしっくりくる。逆に、将来が描けない、読めない人生のほうが私にとっては楽しい。
アロマと天体の関係が気になっています。占星術の世界かもしれないですが、古代の人々は太陽や月など天体の動きで心と体のことを解決していた。たとえば天体の動きを描き、そこから生活のヒントを得ていたものにタロットカードがあるのですが、そこにハーブやアロマが描かれていたりするんです。医療占星術という分野もあって、そのあたりをアロマテラピストとして自分なりにひもといてみたいです。
そうなんですよ。昔の人の心と自分たちがつながっていくような感じもあって、考えるだけでワクワクしてきます。でも、絶対に一筋縄ではいかないテーマなので、じっくり腰を据えて自分が楽しめるペースで取り組んでいきたいですね。

今、住んでいる家。買った理由は「家を建てない理由がなかったから」。賃貸はお金を捨てる感じがあってもったいないという思いもありました。小さいけれど、今の私たち夫婦の年齢と暮らしに合った家で、とても気に入っています。
取材ではこだわりのある方ばかりにお会いしていますが、身近な存在としてはアーティストの一青窈さん。自分なりの信念を一本貫きながらも、予想できない部分もあるし、枠におさまりたくないという反骨心も兼ね備えている。そこにものすごく共感するし刺激を受けます。友だちとして尊敬しています。
「香水」(パトリック・ジュースキント著)。タイトルどおり、香りをテーマとしたミステリー小説です。アロマテラピストの資格を取得した後、香りを題材とした本を読んでみたくなって手にしたのですが、予想外の展開が面白かったです。今春、映画化されるようなのでそれもまた楽しみです。
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