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ひとインタビュー今しかできないバレーを楽しむ 自分から求めて厳しい世界に 第三十四回 菅山かおるさん

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五輪よりも目の前の試合

――05年、ワールドグランプリから「カオル姫」と呼ばれ、注目され始めましたね

そう呼ばれるのは恥ずかしかったのですが、多くの人が自分の名前を覚えてくれるのはうれしかった。励まされました。

――ワールドグランプリの次の目標は、08年の北京オリンピックですか?

いいえ、いつも、目の前の試合が一番の目標です。それ以外のことは考えていません。Vリーグの時は、JTが優勝するため自分がどんなプレーで貢献できるのか、そのことだけに気持ちを集中させていましたし。一つの目標が終わってからでないと次のことは考えられない性格なんです。二つも三つも目標を作りたくないし。とくに今年は守備専門のリベロという重要なポジション。自分が崩れるとチーム全体がガタガタになってしまうので、そこを常に意識して試合に臨んでいます。

――そこまで菅山さんがバレーボールに夢中になれるのは?

単純にバレーボールが好きだから。その一言に尽きます。大した理由なんてありません。練習をどんなにシンドイと思っても、試合で勝った瞬間にそのつらさを忘れてまた頑張ろうと思う。それと、私がダメでもチームのみんなが助けてくれる。そういうチームみんなの一体感みたいなものも好きなんでしょうね、きっと。

――辞めたいと思ったことは?

しょっちゅうです。小さな波はいつでも押し寄せる。普通の生活もしてみたい。でも、反対に考えたら、バレーを辞めた生活はいつか必ず実現できることでもある。だから今はもう、今しかできない大好きなバレーボールに集中したい。それが自分の幸せだと思うので続けているだけです。

試合のビデオは見ない

――アスリートの多くは試合前にゲンを担いだり、ジンクスを持っていたりしますが

試合のときには必ず左の靴から、という選手もいますが、私はジンクスや縁起担ぎに一切興味がない。試合はあくまで練習の結果。負けたとき確かに落ち込んだり、クヨクヨすることもあります。でも、私は引きずらない。終わったことだからしょうがない。もっと練習して実力をつけて次を頑張るしかない。そういうスタンスです。

――常にバレーボールのことが頭から離れないわけですね

いやそういうわけでもないんです。今住んでいる家には試合のビデオやトレーニンググッズなどの、バレーボールに関するものは一切置いていません。家にいるときはゆっくりお風呂に入って、テレビを見てのんびりしています。

――そのメリハリが、バレーボールでの集中力につながっているんですね。テレビは何を見るんですか?

サスペンスドラマが好きなんです。実家へ帰ると両親が試合のビデオを一緒に見ようというのですが、それも嫌いで見ませんね。かといって、今はバレーボール以外のことに興味もない。だからシーズン中は毎日、バレーをしているか、ご飯を食べてるか、寝てるか。そんな感じですよ、本当に。

(写真)菅山かおるさん3つの質問
質問1
これまでの人生で最大の買い物(投資)は何ですか?

自分用に買ったものとして一番高かったのはパソコンです。でも、買った直後にジュースをこぼしてしまって、すぐに買い換えることに。意外におっちょこちょいなんです。

質問2
こだわりがある、という生き方をしていると思う人を挙げてください

プロ野球の清原和博選手。お会いしたことはないので実際にどんな方なのかは知らないのですが、男らしくて、人の意見に左右されない印象があり、そこがステキですね。自分の好きなことに集中して取り組んでいる人、目標に向かって突き進んでいる人はみんなすごいなと思う。尊敬します。

質問3
人生に影響を与えた本は?

人から勧められたり、面白いと言われないと本は読まない。したがって、人生に影響を与えた本というのはないですね。最近、読んだ本で面白かったのは「佐賀のがばいばあちゃん」(島田洋七著)。全日本のとき、後輩の高橋翠に勧められて読みました。

アンケート 今回のインタビューについて皆様の「声」をお聞かせください。

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