映画監督をやっているときと、ギャンブル。映画監督は最近やらせてもらったのですが、自分で脚本を書き、自分で考えたとおりに演出し、撮って完成させていく。それはもう本当に最大の喜びでした。
いや、監督である自分の考えがしっかりしていて迷いがなければ、みんな動いてくれるものです。一度ね、あるアクションシーンでカメラマンが「それでは殴ったように見えない」と言ったんです。でも、芸術的に見てもその構図を大事にしたかったので「オレはこれでいきたい」と意見を通した。実際、殴ったようには見えなくてリアルさには欠けたけれど、でも芸術的センスはあったと納得しています。
もちろん。テーマは「虐げられた人が最後に反発し、スポットを浴びる」。映画はあくまで娯楽。「映画館で観たい」と思ってもらえる、明るく楽しいものを作りたいですね。
そう。自分の好きなものは意外にちゃんと決まっていて、それは譲らないし、変わらないんです。気弱でのんびりしたイメージを持たれがちだけれど、実際はかなりせっかちでテキパキ行動する性格だし。
人に好かれることですね。僕は絶対に人に反発しないし、相手の言うことも聞きます。そんな中で自分のやりたいことも何となく表明したりする。そうすると助けてくれる人がいて、夢の実現につながっていく。ずっとそうやってきた気がします。
人の意見が一切入らず、自分の考えだけで展開を推理し、舟券を買う。そのプロセスがたまらなく楽しいし、それが当たったときはすごくうれしい。ルーレットもそうですが、自分で推理したり分析したりできるギャンブルが好きですね。競艇の仕事も増えたのでうれしい。でも、毎回ギャラは使い果たしています。
結婚すると、いろいろ縛られますね。競艇場へ気軽に行けないし。ギャンブラーにとっては自由を束縛されるのはちょっと(笑い)。ただ、前妻が亡くなった後すごく寂しかったのですが、それは完全に解消された。一緒にご飯を食べたり、話をしたりする奥さんがいることはやはり幸せです。
気が変わりやすい。考えがコロコロ変わるということ。前の女房しか知らなかったので、それは新たな発見。それから妻に「男尊女卑のところがある」と指摘され、そうかなと。そうそう、趣味が全然違うことにいささかショックを受けました。
最初の頃は向こうも気を使って映画に付き合ってくれたりしたのですが、彼女は音楽の方が好きでオレの方がコンサートに連れ出されたりしています。
ヒップホップ系です。もう恥ずかしくて仕方ないのですが。まあ、趣味が違ってもお互いに好きなことを尊重し合いながら、楽しく暮らしていけたら。そんなふうに思っているので、まずは、もう少しオレを自由にさせてくれ!って、実は奥さんに言いたくてたまらない。なかなか言えそうもないんだけれど。

一番忙しく働いていた7〜8年前に購入した所沢の戸建て住宅です。不遇時代を支えてくれた前妻が自分の家をずっと欲しがっていたので買いました。自宅購入は、すごろくで言うと「あがり」みたいなものです。上京して2人で安いぼろアパートからスタートして、小さなマンション、中古マンション、中古の一戸建て、そして新築の一戸建てといった感じで徐々にステップアップしていき、念願の家を手に入れたという感じでした。
美輪明宏さん。今も昔も変わらず、ずっと美輪さん独自のスタイルを貫き続けている。歌も素晴らしいし、考え方も一貫していてすごく好きですね。あの方の生きざまには芸術性を感じます。
つげ義春さんの「ねじ式」。読んだのは20歳頃だったと思いますが、あまりのすごさに鳥肌が立つほど震え、衝撃を受けたのを今でもよく覚えています。それまで読んだことのない、まったく新しいタイプの漫画だと思いました。勝手に「つげさんは夢で見たことを漫画にしているんだ」と思い込み、当時は毎晩夢を見たいなと思って寝て、見た夢は朝起きてすぐにメモしたりしていましたね。
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