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ひとインタビュー永遠のアイドルが本格派女優へ 人肌の温度が伝わる演技めざす 第六十二回 大場久美子さん

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ファンとの交流で心に余裕

――今、女優としての自分をどう思いますか

まだまだです。以前、ある先輩に「女優は40歳からが勝負よ」と言われて40歳を目標にしていたのですが、結局40歳でスタートできなかった。だから今は50歳をスタート目標にしています。でも最近になって、やんわりとした心地よい、新たな風が私の人生を吹き始めているような気がして。自分の中の何かが動き始めているというか、変わり始めているというか。そんな予感があります。

――そう思えるのはなぜだと思います

たぶん、心に余裕が出てきたからだと思う。実は私、昨年からブログを始めたんです。ここで、ファンの方々の声を直接聞けるようになって心の輪が広がった。ファンの方とのつながりが精神的余裕を作ってくれた気がします。

――かなりの頻度で更新していますよね

そう。ファンの方にも「更新が多すぎる」と言われるほど(笑い)。写真を撮るのも好きなのでついつい。ファンの方もブログの中では本当に友だち感覚で、ファミリーのような心持ちでいます。もちろんブログネームしか知らないのですが、ふと仕事の移動中にも「あの人、今日はどうしてるのかな?」なんて、ブログでの会話を心によぎらせながら生活していますね。何よりブログを通していろんな人の、いろんな思い、気持ちを知ることができた。そのお陰で私自身が少し大人になれたと思います。

ボランティア活動も10年

――本業以外に、カンボジア難民を支援するボランティア活動もされていますが

もう10年くらいでしょうか。母が生前いろいろな人のお世話をしていたので、見習って私も何か人に役立つことがしたいなと思ったのがきっかけです。ただ、もともと節約やリサイクルが好きなので、私自身がとても楽しんでやらせてもらっています。年1、2回バザーを開催するのですが、その際も洋服を洗濯し、整理して値札つけて、といった作業を夢中でやっています。

――意外です

そうですか? 引っ越しのたびにカーテンのすそも縫い直して何年も使っています。数年前テーブルとイスをいただいたのですが、イスがボロボロだったので自分でペンキを塗りなおし、シートも張り替えました。モノを作るのも好きだし、せっかく巡り合って縁があってわが家に来たわけだから大切に使ってあげたい。そういう気持ちが強くて、つい自分で直したりしちゃいます。

――女優でありながら、とてもふつう感覚を大事にされていますね

スタッフからもよく「女優らしくしてほしい」と言われます(笑い)。とにかく動くのが好きで、家でも掃除、洗濯何でもするし、スーパーへ買い物へもいきます。料理も芝居と一緒で「私だったら、どうやるかなあ」と考えて一生懸命やってしまう。お陰で24時間すべてを楽しんでいる気がします。

――では最後に今後の目標を

いよいよ50代へ向けてカウントダウンしている感じですが、常に人間の体温が感じられる役を演じていきたい。それと、何でもやりたがりの冒険好きなので、その性分を存分に生かして、今までどおり新たな挑戦を続けていきたいですね。

(写真)大場久美子さん3つの質問
質問1
これまでの人生で最大の買い物(投資)は何ですか?

今は犬への愛情かな。4歳と7歳のミニチュアダックスフント2匹(名前はココとワン太)を飼っています。どちらもとても手間がかかる子なのですが、だからこそ、本当に愛(いとお)しくてかわいくてしかたがない。大切な存在です。

質問2
こだわりがある、という生き方をしていると思う人を挙げてください

昨年、出演させていただいたドラマ「まるまるちびまる子ちゃん」(フジテレビ)の監督、小林和宏さん。どんなに短いシーンでも、そこでの心理描写を丁寧に説明してくださったり、何度もテスト撮影してくださったり。私は細かな心理描写や演出を大切にしたい役者なので、そういうすてきな監督さんに出会えて本当にうれしかった。思わず私の役者魂に火がつきました。

質問3
人生に影響を与えた本は?

本は大好きで、小さいころは読書クラブに入っていたほど。とくにシャーロック・ホームズのシリーズを読んで以来、推理小説が大好きになり、今でもよく読みます。最近はアメリカの大ベストセラー作家、シドニー・シェルダンの小説が好きですね。想像もつかない展開がすごくおもしろいんです。読みだすと途中でやめられないので、たいてい1日1冊読破といった感じになってしまいます。

アンケート 今回のインタビューについて皆様の「声」をお聞かせください。

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