私自身はうまく教えられなくてふがいなさを感じていたのですが、子供たちは無邪気に水泳を楽しんでくれていました。そんな子供たちの姿を見て、「これからもずっと水泳にかかわっていきたい。水泳の楽しさをより多くの人に伝えることをしたい」と思いました。それでアメリカへ1年間留学しました。
よくしゃべるようになりましたね(笑い)。たとえば、相手の身につけているものが可愛いと思ったらアメリカ人はすぐに「いいね」と言葉にします。感じたことを言葉で表さないことの方が恥ずかしいと思うようになりました。互いの信頼関係を築く上でも、まず言葉ありき。それは大切なことだと思い、私自身も何でも口に出して言うように変わりました。
指導法も勉強になり、今はとても役に立っています。
アメリカへ行く前の私は、水泳指導の際、「この子はここが直るともっとよくなるのになあ」といった具合に、つい弱点を見つけ出し、そこをどう直していくかを考えていました。でも、アメリカのコーチは違うんです。まず先に良いところを見つけ、「あなたはここがいいわね」と褒めるんです。確かにその方が本人もうれしいし、泳ぐのが楽しくなる。おのずと水泳も上達する。なので、今、子供たちに教える際には必ず褒めることを心がけています。
プールや海があれば水着一つで手軽にできるし、上達するたびに自分の楽しみが増えていくスポーツです。それと、私自身もそうなのですが、プールに入っているだけでリラックスできるんですよね。一人でも多くの人に「水の中って気持ちいいな」って思ってもらえたら何よりうれしいです。
特に、オリンピックが開催されるたびにリポーターや解説者としてかかわることができるのがうれしい。期間中は毎日興奮しています。選手たちが表彰台に立ち、キラキラと表情を輝かせているのを見るのが大好きです。かっこいいなあ、よかったなあって思うし、その瞬間に立ち会えていることに感謝しています。
出場していなくても、4年に一度開催されるたびにいろいろ考えますね。私にとって常にオリンピックはいろんなことを気づかせてくれる場であり、成長させてもらえる場です。
「水泳の楽しさを伝える」のが自分の役割だと思いつつ、実際にどうやって発信したらいいのか悩むこともまだまだ多いです。でも、今は経験を積んだ分、わかったこともあるので、譲れないところは譲れないとはっきり言い、自分の信念を貫いていきたいですね。20代の時はいろんなことを考えすぎてしまい、無駄も多かったんです。なので、30代はどんと構え、前向きに笑顔で進んでいきたいと思っています。
母は本当に頼もしくて強い女性。母として私たちをしっかり育ててくれました。ふだん接することの少ない父の存在が希薄にならないよう、「みんながちゃんと生活できるのはお父さんのお陰なのよ」とよく言っていました。だから、自然に私も父を尊敬するようになっていました。私もそんな母のようになりたいです。
ありがとうございます。まっすぐで優しい方なのでずっと一緒にいたいと思うようになり、結婚を決めました。2人で明るく楽しい家庭を築けたらと願っています。

やはり水泳です。5歳からずっとかかわっているだけに、時間も労力も相当費やしたと思います。
プロテニスプレーヤーのクルム伊達公子さん。テニスに関しては絶対妥協しない。選手として自分が意見を発していかないと日本のテニスは変わっていかない、という確固たる意志を持ってプレーされています。また、テニスに情熱を注ぐ一方、ご主人に対しては本当に温かな気持ちで接しておられる。女性としていろんな魅力にあふれている方なのでとても尊敬しているし、あこがれの存在です。
司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」です。難しい本でしたが、明治時代の日本、変わっていく日本の様子が想像でき、面白かったです。
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