フランス人の実業家シャルル・エドワード・バルトさんと結婚し、パリで暮らし始めてからの中村江里子さんは、まるで水を得た魚のようだ。1男1女の母親として子育てに追われながらも、年齢を重ねるとともにエレガントな女性らしさを身に着け、のびやかな自分らしさに磨きをかけている。パリでの生活、そしてフランス人の夫から彼女が得たものは何だったのだろう。
(取材・文/井上理江 写真/小山昭人)
そうなんです。昔から食事に行くよりカフェでお茶するほうが好きでした。特にパリのカフェはパンとカフェオレがとてもおいしいし、内観も美しい。テラス席で「人ウオッチング」するのも楽しくて。独身時代に旅行で訪れた際には朝昼晩とカフェに足しげく通っていましたね。そんなパリにたまたま縁あって暮らすようになり、カフェもパリの文化の一つだと改めて実感し始めていた矢先、「パリのカフェ限定の本を作りましょう」とお話をいただきました。この本では、私の感じているカフェの魅力、楽しみ方、パリのカフェならではの雰囲気が少しでも伝わればいいなと思っています。
国や場所にかかわらず、カフェオレなど湯気の出る温かな飲み物が目の前にあると不思議なほどホッとする、落ち着くんです。だから、カフェが好きなんだと思います。今は子育てでなかなか自由には行けませんが、さすがにちょっと疲れたな、落ち込みそうだなと思ったら、アパートの管理人さんに子どもを預けてカフェに行きます。そこでボーッとしてカフェオレの湯気を眺めているだけで幸せな気分になるし、リフレッシュできてしまうんですよね。気持ちのリセットにおすすめしますよ。

1969年東京都生まれ。立教大学経済学部卒業後、フジテレビアナウンス室へ入局。「スーパータイム」「プロ野球ニュース」など数々の人気番組を担当。99年に退社し、フリーアナウンサーとして活躍する。2001年にフランス人のシャルル・エドワード・バルト氏と結婚、生活の拠点をパリに移す。04年に女児、07年に男児を出産。現在はテレビ、雑誌の仕事に加えて、執筆、講演会などでも活躍中。著書に「中村江里子の毎日のパリ」(ベストセラーズ)、「エリコロワイヤルParis Guide」(講談社)、「エリコ・パリ・スタイル」(マガジンハウス)、「中村江里子 パリマニア」(阪急コミュニケーションズ)などがある。09年3月には「中村江里子のわたし色のパリ」(ベストセラーズ)と、パリのカフェ47店を厳選した「ERIKO的 パリでカフェ散歩」(朝日新聞出版)を発売。
※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Firefox1.5以上、Macintosh Safari 1.3以上、Firefox1.5以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。