朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ホーム設定

Special Contents ひと

  • インタビュー
  • フロントランナー
  • トップ
  • 地球発
  • マネー
  • ライフスタイル
  • 極める
  • からだプラス
  • エンタメ

記事を印刷

「どらく編集委員」通信

  • 「どらく編集委員」通信トップへ
  • バックナンバー

苗場、いま昔 どらく編集委員 松任谷 正隆さん

苗場に来ています。人ごとのようですが、毎年来るようになってもう28年が経つそうです。さすがにその間のことをはっきりとは覚えていませんが、断片的に残っている記憶をつなぎ合わせてみても、変わったなあ、という印象は強い。何が変わったかといえば、何もかも、でしょうか。

まず、昔はここまで来るのに新幹線はなく、高速道路も途中までしかなかったので、移動は大移動でした。6時間くらいかかったのではないでしょうか。引っ越し並みの荷物をトランクに積み込んで、途中休み休み、ようやくのことで三国峠までたどり着いたときにはほっとしたものです。当時、スタッドレスタイヤもいいものはなく、チェーンです。避難帯の少ない道路で、暴走トラックの恐怖にさらされながらチェーンをつけたのもいい思い出です。ゴム製のチェーンはつけるのが簡単なのと、多少スピードが出せるので便利でしたが、持ちは悪かった。2年に1度買いなおしました。

さて、スキー場はだんだんバブル期に入っていって大混雑です。ホテルの中はウィークデイでも朝の地下鉄の中みたいでした。僕たちはあまり外に出たくなくて、食事をルームサービスで済まそうとすると、メニューはほとんど2つしかない!それを交互に頼んでいた記憶があります。

ゲレンデに出ると、もちろん昔はボードはありません。スキーのみ。ボードが出現してきたのはいつ頃だったんでしょう。もう忘れました。ただ、毎年来るたびにボード用のゲレンデが増えてきて、いまやここではスキーヤーはマイナー派かもしれない。

第一、今はスキーウェアよりもボードウェアのほうがいい感じのものが多いですから・・・。当たり前のことですが、リフトでかかっている音楽も違う。ボーダーの横乗り系が気分です。というわけで僕もボードを、といいたいところですが、どうも相性が悪くていまだにスキーです。そうそう、スキー板は昔、長さ自慢をしたものです。長い板を乗りこなせるやつが偉かったんですね。でもいまや、そんなやつは(プロ以外では)いません。

いずれにしても年イチのスキー、それもたった1日か2日のものですからうまくなるわけない。靴は20年前のものをずっと使っていました。が、このまえちょっと気まぐれでレンタル靴を借りてみてびっくり。ここもずいぶん進化していたんですね。でも重さはたいして変わらないから、ここらへんは研究の余地がありそうです。

そんなこんなで弱った腰をいたわりながら、でも気分だけは昔のままで、1日20本近く滑っています。翌日全然体が痛くならないんで、おっ、これは強くなってきたのかな、と思うと、その次の日に痛くなったりします。年取るとすべてに遅れが出てくるらしいです。ちょっと悲しいです。

(2008.02.25)

松任谷 正隆

プロフィール

松任谷 正隆(まつとうや・まさたか)

音楽プロデューサー

1951 年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。

20歳のころよりプロとしてスタジオ活動を開始し、数多くのセッションに参加。その後、アレンジャー、プロデューサーとして多くのアーティストの作品を手掛ける。

1986年に設立した「マイカ音楽研究所」では、自ら校長として後進の育成にも力を注いでいる。長年に亘り「カーグラフィックTV」でナビゲーターを務めるなどモータージャーナリストとしても活躍。日本カーオブザイヤー選考委員。

画面トップへ

※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。