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「どらく編集委員」通信

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朝ごはんで江戸の味めぐり どらく編集委員 荒俣 宏さん

創業百年を越す老舗がひしめく日本橋界隈、ここでは今も江戸の味を求めることができる。本枯れ鰹節をひろめた「にんべん」、明治天皇の京都下りの土産に選ばれた「山本海苔」、はんぺんの「神茂」などなど、これら江戸の味を豪華に、しかも少しずつ並べて食べられないものか、と思う人は多いはず。だが、そんな夢が実現した。箱崎にあるロイヤルパークホテル内、「日本料理 源氏香」で出している「江戸の朝がゆ」だ。価格も5500円と、豪華なのだが、江戸野菜もたっぷり取り入れたメニューがすごい。

先日さっそく、予約をいれて試食しに行った。神茂のはんぺんとかまぼこ、にんべんのまぐろ角煮、山本海苔の極上岩海苔の佃煮、鮒佐のフォアグラ昆布巻き、濃い味がついた「鳥近」の玉子焼き、「東京にいたか屋」のべったら漬け。どれから手を付けようかと迷うほどたくさんの江戸名物をちょっとずつ頂いて、江戸野菜をいれた朝がゆで締める。お茶は、「森乃園」がこのメニューに合わせてスペシャルブレンドしたほうじ茶。関西とは異なる、濃密な江戸の味わいは、朝食というよりも「朝の和食ディナー」といった満足感がある。まさに食感極まれり。

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BABBIのWAFERINI(バビのワッフェリーニ)

おみやげにイタリアで人気だというウエハースをいただいた。アイスクリームの横についている“アレ”ね、という認識しかなかったが、意外や、じつに美味しくて10分で一気食いしてしまった。蜂の巣状のパリパリの二枚の短冊の間に、チョコレートやバニラクリームが入っているのは昔食べたのと変わらない。しかし、ウエハース自体はもっと薄く繊細になって、中のクリームもなめらかで濃厚なので一体感がある。本場のマカロンを初めて食べたときの驚きを思い出した。味は5種類、僕は赤い箱のヘーゼルナッツがお気に入り。

(2009.11.16)

荒俣 宏

プロフィール

荒俣 宏 (あらまた・ひろし)

1947年生まれ。慶応大法学部卒。博物学者であり、小説家・翻訳家。「世界大博物図鑑 第2巻 魚類」でサントリー学芸賞。ビブロマニア(書籍蒐集マニア)としても有名。2010年名古屋開府400年記念事業ゼネラルプロデューサー。

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