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今年は名古屋開府400年にあたる。名古屋市をあげてのお祭りイヤーだが、主人公はなんといっても信長、秀吉、家康の三大武将。みんな名古屋とその周辺地域の生まれなのだ。しかも、源頼朝も熱田で生まれたという話があるので、名古屋はまさしく「天下取りの拠点」といえる。そういうすごい歴史をもつ武将都市を実感できるのが、「名古屋おもてなし武将隊」だ。名古屋市が企画した武将都市宣伝部隊で、信長以下、応募者から選ばれた「イケメン」が武者姿で各イベントに登場する。今や市内きっての人気グループとなり、どこにいっても人だかりとなる。人気の秘密は、断固としてわが道を行った戦国武将の「反骨精神」にありそうだ。韓流スターの「儒教のたしなみ」とも通じ合う、日本から失われつつある男の輝きみたいなものを感じる。
ちょっと見、餡子(あんこ)の入っていない人形焼きのようだが、食べてみるととても美味しい。和三盆糖が素朴で上品な甘みをだしている。甘みが控えめなのでついつい後をひいて、食べ過ぎてしまうのが難点かな。

(2010.03.15)
荒俣 宏 (あらまた・ひろし)
1947年生まれ。慶応大法学部卒。博物学者であり、小説家・翻訳家。「世界大博物図鑑 第2巻 魚類」でサントリー学芸賞。ビブロマニア(書籍蒐集マニア)としても有名。2010年名古屋開府400年記念事業ゼネラルプロデューサー。

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