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フルーツフル・サンデー

新顔フルーツ「ビオレソリエス」 フルーツフル・サンデー

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“フルーツフル・サンデー”は、「フルーツいっぱいの日曜日」であり、「実り多き日曜日」でもあります。どうか、あなたの日曜日がフルーツフル・サンデーでありますように。

今回から始まる“フルーツフル・サンデー”は二つのコーナーから構成されます。まだあまり出回っていないフルーツ、ちょっと珍しいフルーツを紹介する「新顔フルーツ登場」と、簡単でおしゃれな手に入りやすい旬のフルーツを使ったレシピを紹介する「フルーツレシピ」です。

新顔フルーツ登場

写真

まだ、あまり出回っていないフルーツや、ちょっと珍しいフルーツを紹介します。

ビオレソリエス

「珍しいフルーツを紹介してください」と、東京青果営業本部の大石富出実(ふでみ)副部長にお願いしたところ、第1回は「ビオレソリエス」。フランス原産のいちじくです。

「ビオレソリエスは、ご覧になればおわかりのように濃い紫色をしていて、味も濃いんです。糖度が確か20度近くあったように記憶しています。見た目も違うけど、とにかく食べてみると、通常のいちじくとの違いがわかりますよ」と大石さん。

ビオレソリエスはフランス原産ですが、輸入ものではありません。いちじくは、生では傷みやすいので、輸入はむずかしいのです。

写真

写真のビオレソリエスは佐賀県唐津の農家が栽培しているもの。JAからつ松浦東部から届きました。

「日本でビオレソリエスを作っている農家は何軒もないと思いますよ。この唐津の農家さんは、5年くらい前に見つけて一度トライして…・・・。今年は何回か入れました。出回るのは8月からで、もうそろそろおしまいの時季になります」

いちじくは、『旧約聖書』にも出てくる古くからのフルーツ。アラビア南部が原生地です。その後、古代ギリシャで改良され、挿し木でローマに広まりました。日本に入ったのは、中国経由という説と、西洋・東洋から伝わった種子を長崎に植えたという説があるとか。「昔はふつうのうちに生えていましたよね。家庭の裏庭から、果物屋の店先に出てきたのはいつごろでしょうか」と聞くと、大石さんは「僕の記憶では、昭和30年代後半から40年代前半。ですから、50年くらい前になりますね。まだ、青果市場が神田にあった頃です。千葉県の姉ヶ崎から市原の一帯で、いちじくの栽培が始まったんだと思います。いちじくは、お店で買うフルーツになって、味が薄くなったといわれますが、昔、家庭ではパカッと実が割れるまで木で熟したものを食べていました。でも、完熟したいちじくは、形が崩れたり、皮が破れたりして、お店では売り物になりません。それで70〜80%熟したところで取ってしまうんです。だから、木で完熟させたような味にはならないわけですね。このビオレソリエスは昔のとも違う、新しい魅力のあるいちじくの味だと思いますよ」と教えてくれました。

ビオレソリエスを食べてみると、皮がやわらかく、小さなからだにずっしりと身が詰まっていて甘い。でも、昔食べたいちじくに比べるとえぐみがなく、ずいぶん上品な味でした。



(お話:大石富出実さん 文章:クサマヒサコ 編集:(株)ワーズワークス)

写真

大石富出実さん
東京青果株式会社営業本部副部長

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