
クランベリージュースと赤ワインをベースにした、大人向けゼリーです。フレッシュないちごをたっぷりと加えて、ぜいたくに仕上げましょう。
いちごは「とちおとめ」、「女峰」、「とよのか」などの定番品種でもいいですし、静岡の「紅ほっぺ」や「章姫」、福岡産で“赤い、丸い、大きい、うまい”が名前の由来になっている「あまおう」もオススメです。いちごは、毎年、さまざまな新しい品種が出てくるので、食べ比べるのも楽しいもの。
クランベリージュースと赤ワインには、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。ビタミンCたっぷりのいちごとの組み合わせで、アンチエイジング効果も期待できるかもしれません!?
ジュースと赤ワインは、常温のものを使うのがポイントです。また、練乳は食べる直前に加えましょう。
写真のようにグラスで冷やし固めるのではなく、型で抜くときは、ゼラチンの量を少し増やしてくださいね。

ゼリー液の入ったボウルより一回り大きなボウルに氷水を作り、冷やしながら静かに混ぜましょう。ここでゼリー液を泡立ててしまうと、仕上がりにプツプツと気泡ができてしまい、見た目に美しくありませんのでご注意を!
←ゼリー液は、泡立てないよう静かに混ぜて、とろみが出てきたら、器に入れます。
いちごは、植物学の分類では野菜に入り、農林水産省の扱いつまり生産段階では野菜として扱われて「果実的野菜」という不思議な名前がついています。
なぜ野菜なのかというと、原則として「野菜は草本」、「果実は木本」だから。また、いちごはもともと多年草なのですが、日本での栽培は二年草なので、「野菜は1〜2年草」という定義にも当てはまります。栽培管理も果樹とは根本的に違うところも野菜、というわけ。でも、お店ではフルーツ売り場にありますし、私たち消費者も野菜ではなくフルーツと思っていますね。
いま、いちごの旬は新年から春にかけて、つまり今です。以前はもっと初夏に近い春が旬でした。それがなぜ前にずれたかというと…。原因はクリスマスのデコレーションケーキなのです。
かつては、クリスマス時期のいちごはもちろん旬ではない上、クリスマスケーキという特別な需要がありますから、高値で売買される。それは、生産者にも流通にも魅力的だったでしょう。そこで開発競争が始まり、いまや各県に一品種といわれるほど、さまざまな品種が誕生しています。どれをとってみても、味や香りはもちろん、色つや、大きさも素晴らしい。こんないちごがあるのは日本だけだそうです。

松田万里子(まつだ・まりこ)
金沢市生まれ。藤本憲一氏に日本料理を、植田絢子氏に洋菓子を学んだ後、ベターホーム協会料理教室で講師を務める。1995年より、自宅で料理教室を主宰。
味には妥協することなく、「どんな方にも、できるだけ作りやすいように」と考えられた料理には定評がある。
著書:「10分でできる! 野菜のおかず」(文化出版局) 「10分でできる! 魚料理」(文化出版局) 「フライパンで切り身魚料理」(文化出版局)ほか。
(更新日:2008年02月07日)
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