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フルーツフル・サンデー

カリブの象徴 スターアップル

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「新顔フルーツの最後は、スターアップルにしましょう」と東京青果の大石富出実さんから連絡が入りました。

「スターフルーツとは違うんですね」

「熱帯果樹という点では、スターフルーツと同じですが、まったく別物。ドミニカ共和国産です」と大石さん。

新顔フルーツ登場

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カットすると星の形が見える

スターアップル

「スターアップル」を直訳すると「星りんご」ですが、「アップル」は「りんご」を意味するのではなく、「果物一般を指す代名詞のようなもの」と、『図説・世界のくだもの366日事典』の天野秀二さんは書いています。

たとえば、パイナップルは、外見が松かさに似ているのでパイナップル(パインアップル)と呼ばれます。このときのアップルはりんごではなく、果物という意味。パイナップルが松かさなら、スターアップルは星に似ているはずですね。でもスターアップルは星形ではなく、200グラムくらいの丸くてかわいい果実です。これを真横にカットすると、スターアップルというわけがわかります。果肉が半透明のゼリー状で、それに包まれているタネが星の形に似た放射状に並んでいるのです。

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「スターアップルは、チューインガムノキといわれるサポジラと同じアカテツ科の果実。和名ではホシリンゴといわれたり、スイショウガキともいわれたりする。原産地は西インド諸島から中央アメリカとされている」と天野秀二さん。

葉裏が金色に輝いて見えるので「ゴールデンリーフツリー」とも呼ばれる、背の高い美しい常緑樹。東南アジアでは果樹としてだけでなく、並木などによく植えられているといいます。

スターアップルはスペイン語で、カイニット。1992年、カリブ海諸国出身者として初めてノーベル文学賞を受賞した詩人デレック・ウォルコットは、1979年に発表した詩集『カイニットの王国』(原題:The Star-Apple Kingdom)の中で、スターアップルはカリブの象徴である、といっているそうです。今回のスターアップルは、そのカリブ海に浮かぶイスパニョーラ島東部、ドミニカ共和国からやってきました。

スターアップルの皮は食べられないので、むいて食べます。果肉は甘くなめらかです。冷たく冷やしてスプーンですくうと、とても美味でした。

お話:大石富出実 まとめ:クサマヒサコ

参考図書:天野秀二著『図説・世界のくだもの366日事典』講談社α文庫

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新顔フルーツを紹介してくれる大石富出実さん
東京青果株式会社営業本部副部長

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