
細い首で頭を支えているために、すわって仕事を続けていると、どうしても肩がこりやすくなります。そんなとき、むやみに強い力でほぐそうとしても、肩が軽くなるとは限りません。肩や腕の効率よいほぐし方を、鍼灸師の赤司洋子さんにアドバイスしていただきました。

肩こりの場所は人によってさまざまです。けれども、どんなタイプの肩こりにも効果を上げられるのが肩井のツボです。ところが、肩井のツボを押しても、肩こりがひどいときほど、うまくツボにはまった感じを得られません。そんなときは、押し方のちょっとしたコツを覚えておくと役立ちます。後に説明するような方法で押していただくと、ツボ刺激が肩の奥までズンと響きます。この刺激を「ひびき」と言って、ツボに当たった証拠でもあります。
肩のツボを押しても、肩がなかなか軽くならない人は、肩だけでなく、首や腕がつまっている可能性があります。朝起きたときに腕に重だるさを感じる人は、とくに腕のツボ刺激を追加してみてください。腕が軽くなると、肩は見違えるほど軽くなります。
ツボを押すときは、一般には親指の腹を使って圧を加えることが多いのですが、自分の肩周辺など親指で押しにくく、しかも圧を加えにくい場所である場合には、人さし指、中指、薬指の3本指をそろえてツボを押します。それでも力が足りないときは、肩や首、腕を動かすようにすると、効かせることができます。


肩井【けんせい】
首を前に曲げたときに、でっぱる骨(A)と肩先(B)を結んだ線の真ん中。
雲門【うんもん】
鎖骨の外側をたどっていき、骨の下のへこんだところ。
じゅゆ【じゅゆ】
腕をおろしたときにできるシワを上にたどっていき、肩の骨とぶつかる手前のへこむところ。

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