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メタボ予防のためのオトコの野菜料理教室。
第9回は、「ネギ」を使ったレシピです。基礎編ではとろりとした舌触りが魅力のスープ煮を、応用編ではネギをたっぷり加えて作るスペイン風の卵焼きを紹介します。
講師はフードコーディネーターの領家彰子さんです。
「ネギ」と聞いて、関東の人が思い浮かべるのは、白い部分が多い「根深ネギ」で、関西の人が思い浮かべるのは、京都の「九条ネギ」に代表されるような、やわらかな緑の葉の部分を食べる「葉ネギ」でしょう。
「葉ネギ」は1年を通じて品質は変わりませんが、「根深ネギ」は冬が旬です。寒さにあたりグッと甘みの増した「根深ネギ」を、鍋物などにしてよく煮込めば、とろりとした口当たりになり、この季節のなによりのごちそうです。
ネギ特有の刺激のある香りは、硫化アリルという成分が含まれているため。硫化アリルはビタミンB1の吸収を高め、疲労回復に有効です。消化を促進したり、体を温めたりする効果もあります。また、肉や魚の臭み消しにも使われます。ピタミンCや食物繊維も含まれており、緑色の部分には、ベータカロテンが豊富です。
根深ネギは、白い部分が長く、緑の部分との境目がはっきりしているものが新鮮。フカフカとして巻きがゆるいものは、砂や土が入っていることが多いので、避けたほうが無難です。葉ネギは、葉先までピンと張りがあるものを選びましょう。
泥つきのネギであれば、土中に埋めておくとかなり長持ちします。泥つきでない場合は、湿らせた新聞紙に包んで冷暗所に保存。使いかけのネギは、ラップで包むかポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。葉ネギは根深ネギより傷みやすいので、早めに使いきるのがベストです。残ってしまったら、薬味としてすぐに使えるよう小口切りにして、1回分ずつラップで包み、冷凍庫へ入れておくと重宝します。
シンプルなネギだけのスープ煮は、ネギ本来のうまみを味わうことができる一品です。やさしくて力強い、大地の味。じっくりコトコト煮て、とろけるような食感に仕上げましょう。旬のネギを、温野菜サラダのような感覚で、たくさん食べられます。



小口切りにしたネギをどっさり入れて、スペイン風の卵焼きにしてみましょう。オムレツのようにフライパンの中で形をととのえるのではなく、フライパンの形をそのままいかして丸く焼きあげます。ひっくり返すときも、フライ返しで直接ではなく、皿を使って返せば、失敗することがありません。



東京生まれ。フードコーディネーター。客の立場に立った食品のコンサルティング活動を行っている。野菜の魅力に開眼してからは、食欲がわき野菜をおいしくたくさん食べられる料理に取り組んでいる。「この野菜は生食が適している」、「煮たほうがおいしい」、「焼いたら甘くなった!」など、野菜の性格はじつに複雑で奥深い! 一筋縄ではいかないからといって恐れず、幾通りものつきあい方を模索。誰でも簡単に作れる野菜料理に仕上げるのが何よりの楽しみ。現在、NPO法人野菜と文化のフォーラム主催「野菜の学校」における“野菜の食べ比べ”の調理担当。
(更新日:2008年12月18日)



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