「今月の野菜」では、その時期が旬の、食卓を彩ってくれる野菜を紹介します。
いま収穫期を迎えている野菜の一つに、キッチンガーデン入門の野菜として人気のラディッシュがあります。他のアブラナ科の葉っぱ類やカブと比べて、なぜかタネが大きめでまきやすいことも、初心者にはうれしいラディッシュ。主役級の野菜ではないかもしれませんが、サラダに入れたり、かわいいピクルスになったり。鮮やかな赤い色が、明るい彩りになって、クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれる、おしゃれなタレントでもあります。

学名:Raphanus.sativus L. var radicula Pers
英名:Radish
日本名:二十日ダイコン
分類:アブラナ科ダイコン属
原産地:地中海沿岸〜中央アジア

ラディッシュは、その姿からカブの仲間と思っている方もいるでしょう。でも、だいこんの一種。日本で栽培されている数少ないヨーロッパだいこんで、「二十日ダイコン」ともよばれます。この名前、タネをまいてから20日もすれば収穫できる、ということだそうですが、実は30日くらいかかります。
真冬と真夏をのぞく、ほぼ一年中栽培可能なので、家庭菜園の初心者にはおつきあいしやすい野菜。赤いまあるい形だけでなく、俵のような形や紡錘(ぼうすい)形のタイプもあります。色も紫やピンク、白などカラフルで、収穫が楽しいですよ。

栄養的には、だいこんダイコンと同じと考えてよさそうですね。食物繊維が豊富。最近注目のファイトケミカル的には、発ガン物質を抑える効果が期待されているイソチオシアネートも含まれています。これ、アブラナ科の辛味成分なんですね。
飾り切りして料理の彩りにしたり、薄切りにしてサラダに入れたり、とりたての新鮮なラディッシュだったら、そのまま塩をつけてお酒のつまみにもします。こんなときの塩はちょっとこだわりたい。
いっぱいとれすぎたら、酢漬けにします。長く酢につけておくと、赤い色素がどんどん抜けてしまいます。でも全体がうっすらピンクのお漬物になるので、それもなかなかです。

ラディッシュは英名ですが、学名の中の「ra」は、「早い」という意味だそうです。つまり、日本の「二十日ダイコン」と同じ発想、というわけです。
・だいこんのなかでもっとも小さく、コンテナ栽培向き
・タネまきと収穫の時期
| タネまき | 収穫 |
|---|---|
| 3月中旬〜5月 | 5月〜6月 |
| 8月下旬〜10月 | 10月〜12月上旬 |
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