さて、ブロッコリーはどのようにして食べていますか? ふつうはフツーにゆでる。ですね。
食べ方にはお国柄がでるようです。イギリスでクタクタに煮ちゃうのは、あの、夏でもつけている薪ストーブのせいではないかと思う。アブラナ科の野菜はダシがでるので、食感よりはダシと具なのでしょう。
そうそう、20年ぐらい前のニューヨークでのこと。普通の小さな八百屋さんやグローサリーにサラダバーがあっていろいろなカット野菜をパックできたのですが、どこへ入ってもブロッコリーは生のままだったのでビックリ。アメリカ人は生でたべるのかしら?と思いました。でも、友人にクリスマスのターキーのつけあわせには何がいいか、と尋ねると、「ブロッコリー!」と。ではどうやって食べるのがいいのかとさらに尋ねると、「takiko!それはぜったいsteamedだよ!」という答が返ってきました。
外国を旅行したら、レストランもいいけれど、スーパーやデリでお惣菜を買ってみることをおすすめします。意外なかくし味や、ハーブの使い方、知らない野菜の味に出合えてその土地に住んでいる人になったような気分になれます。
ブロッコリーはsteamed、つまり蒸すのねと思いつつ、どうも蒸しすぎちゃってタイミングがいまいちだったのですが、最近のわが家の結論。たっぷりのお湯に塩を入れ、沸騰したら、小分けにしたブロッコリーをサッと投入。お湯がフツフツと再沸騰する直前にザルにとる。この早わざが一番、ということになりました。やっぱり日本人としては、歯ざわりも残しつつ固めにゆでるのがおいしい。鮮やかな緑色もおいしさの要因です。茹ですぎてはいけません。ホットサラダではなく冷たくして食べる場合も早わざで。冷蔵庫か扇風機で急に冷やします。ホウレンソウのようなアクはないので氷水につける必要はなく、水っぽくなるのでおすすめしません。


御倉 多公子(おんくら・たきこ)
園芸研究家。RHSJ(英国王立園芸協会日本支部)キッチンガーデンクラブ世話人代表。グリーンアドバイザー神奈川理事。NPO法人野菜と文化のフォーラム理事。園芸歴18年。自宅ベランダと菜園で野菜づくりに取り組み、トマトだけでも300種類以上。野菜づくりの場をガーデンとして、そのデザインや栽培、収穫を楽しみ、そのおもしろさを伝えたいと活動している。
カルチャーセンター講師、雑誌などで活躍中。
著書:「キッチンガーデンはじめて12ヵ月」(誠文堂新光社)
監修:「おうちで野菜作り」(日経BP)
(更新日:2007年03月08日)
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